【電光超人グリッドマン】 第4話感想

グリッドマン

電光超人グリッドマン

第4話 暴走自動車 透明怪獣ステルガン登場

あらすじ

テレビ局に勤める直人の父・宗一郎が番組ゲストの評論家と車で接待ゴルフに出かけるが、車に搭載されたコンピューターに怪獣ステルガンが侵入。車を暴走させてしまいます。

姿を消すことのできる相手に手も足も出ないグリッドマンですが、ゆかの作ったプログラムにより透明化を破りステルガンを撃破、父のピンチを救いました。

 

感想

評論家 細野龍元

前回の騒動について報道番組でコメントをする評論家の細野。プライドが高く他者を見下したような態度で、宗一郎のことも能無しくん呼ばわりで感じが悪い人物です(遅刻した宗一郎も普通に悪いんですが)。

この細野龍元、演じているのはなんとウルトラマンの変身者ハヤタ隊員を演じていた黒部進さんです。

 

同じ円谷プロダクションの製作だからなのか、こういったレジェンドの出演が見られるのはうれしいですね!

細野自慢の車のコンピューターが攻撃される、という話の流れ上仕方ないのかもしれませんが接待する側の宗一郎を接待される側の細野がわざわざ自宅まで迎えに来るっていうのは不思議な感じがします。それなのに約束の時間に遅れる宗一郎は社会人としてちょっとまずいですね。

今回の武史

前述の細野はテレビで「所詮バカなハッカーには個人の車のコンピューターに入り込むなんて、絶対不可能です」と発言します。これに怒った武史は怪獣ステルガンを送り込み、不可能だと言われたことを実行してしまいます。

挑発めいたことを言われてムキになるところは非常に人間らしいですよね。放送中アニメグリッドマンのアカネのサイコパスさに比べたらかわいく見えてしまいます。

 

透明怪獣ステルガン

・空中を自由に飛び回り、翼からは衝撃波、口からは破壊光線を吐く。

今回の武史の怪獣解説は短めです。言われた以外にも名前の通り身体を透明にすることもできます。

当初はグリッドマンを圧倒しますが、「隠しファイルを見えるようにするプログラムがあったはずだわ!」と本棚をあさり始めたゆかにあっさり対策プログラムを作られてしまいます。

本がすごいのかゆかが優秀なのかは分かりませんが、グリッドマンが一人で戦っていたら負けていたかもしれません。

最期は両翼をもがれてグリッドビームの直撃を受け爆散してしまいます。合掌

 

自動車のコンピューター

今回登場した自動車のコンピューターには

・衛星から電波をキャッチして現在地や道路の混雑状況を教えてくれるナビゲーションシステム

・車におかしなことがあれば表示してくれるチェックパネル

が搭載されています。

放送当時は1993年で、世界で初めてカーナビが商品化されたのは1981年(本田技研工業が開発したホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ)だそうです。

そして、1991年にパイオニアがGPS式カーナビを発売しています。そうすると93年時点では存在はしているが、広く一般に普及してはいないといったところでしょうか。混雑状況を教えてくれたりなんてのもその頃はおそらくないでしょう。

今の車にはそういった機能もついていますしスマートホンのナビアプリを外付けすることなんかもできますね。「人が想像できることは必ず人が実現できる」なんていう言葉がありますが、当時は先進的、あるいは未来の技術だったものが今では当たり前に一般の人たちが利用できるようになっているのは本当にすごいことだと思います。今は夢のように思われていることでもきっと20年30年後には実現しているのだろうという期待も膨らみますね。

一方で、今回細野の車は怪獣のせいで運転自体も制御不能になり警察の制止も振り切って大暴走してしまいます。昨今ではちょうど自動運転技術の開発や実験の報道をよく見かけ、いよいよ実用化も見えてきているようですが、今回のように暴走してしまったらと考えるととても怖いです。

生活が便利になるのは素晴らしいことですが、なんでも機械やAIに頼って人間が自分で考えたり行動したりする力がなくならないように気を付けたいですね。

ではまた5話の感想で!

コメント

  1. 匿名 より:

    8MBっていうのが時代ですね… GPSって言葉はまだこのとき一般的じゃなかったっけ
    奇しくもタイムリーなネタになってしまった… なぜか無罪放免になったw スペシャルドッグ出てくる回だ

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