間もなく4月も終わりとなりますが、5月のランク戦で使っていくデッキがようやく固まってきました。
それが『ドラグニティ』デッキです!
ドラグニティはデュエルリンクスでもよく使用していた好きなデッキで、先日のシンクロフェスでも使ってみようとカードを集めていたのですがなかなか納得の出来にはならず、最近になってようやくほぼ完成まで漕ぎつけることができました。
急に話は変わりますが、現在の遊戯王は先攻が圧倒的有利だと言われてます。
というのも、先攻をとられて
こんなのとか
こんなのとか
こんなの
出されちゃうと後攻で自分のターンが回ってきても何もできなくなっちゃいますよね。
なので、基本的にはコイントスに勝った場合は先攻を取る人が多いと思います。
しかし、逆に先攻ではほとんど役に立たないけど後攻だと非常に強力な能力を持つカードもあります。
例えば自分の場に表側のカードが1枚もない時にだけ使うことのできる『ライトニング・ストーム』
後攻だと一撃で相手の盤面を突き崩すことのできる可能性を秘めたカードですが、先攻で引いてモンスターを場に出してしまうと腐ってしまいます。
そんな「後攻であれば強い」というカードが、実は「ドラグニティ」カードの中にもあります。
それが速攻魔法カード『疾風のドラグニティ』
相手の場にのみモンスターがいるときに発動でき、デッキから「ドラグニティ」チューナーと「ドラグニティ」鳥獣族モンスターを特殊召喚できます。
そのターン、EXデッキからはドラゴン族モンスターしか特殊召喚でいないという制約こそありますが、元々ドラゴン族しか使わない構築なら問題ありません。
特殊召喚したモンスターは、ドラゴン族であればシンクロでもリンクでも好きなように使うことができます。
たった1枚から大量展開の起点になる上、召喚権も残しておける超強力カードですが相手の場にモンスターがいなければ使えないので先攻だとやはり腐ってしまいます。
というわけで前置きが長くなりましたが、今回はいっそ制圧系のカードは控えめにして後攻で輝くカードをたくさん採用し、積極的に後攻を取っていく方針でデッキを組んでみました!
怒濤の『ライトニング・ストーム』『禁じられた一滴』3積みです。
ライトニングストームは複数引いてしまうと腐りそうに見えますが、『神の宣告』などで「発動を無効」にされた場合は2枚目も発動できるし『竜の渓谷』などのコストにすることもできるので意外と無駄になりません。
ライトニングストームで相手のモンスターを破壊した場合、相手の場にモンスターがいなくなると『疾風のドラグニティ』を使えなくなりそうですが、速攻魔法なのでライトニングストームにチェーンする形で使えば相手の場を更地にしつつモンスターを展開できます。
ドラグニティの動きが複雑すぎてまだ最適解がなんなのかも分かっていないのですが、展開例としては
①疾風のドラグニティで『ドラグニティ-セナート』と『ドラグニティ-クーゼ』を特殊召喚し『ドラグニティナイト-ガジャルグ』をシンクロ召喚
②ガジャルグの効果でデッキから『霞の谷の幼怪鳥』を手札に加え、そのまま捨てて特殊召喚
③ガジャルグと幼怪鳥で『ドラグニティナイト-ロムルス』をリンク召喚し、『ドラグニティ・グロー』をサーチ
ちなみにここでリンク召喚せずに『クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン』をシンクロ召喚すればニビルをケアできます。
④ドラグニティグローで『ドラグニティアームズ-ミスティル』をサーチしロムルスを墓地に送って特殊召喚、ガジャルグを装備
⑤墓地のドラグニティグローの効果で装備カード扱いのガジャルグを特殊召喚。ガジャルグの効果で『BF-精鋭のゼピュロス』を手札に加えそのまま墓地に送る
⑥レベル6『ドラグニティナイト-ガジャルグ』とレベル6『ドラグニティアームズ-ミスティル』でランク6『聖刻龍王-アトゥムス』をエクシーズ召喚
⑦アトゥムスの効果でデッキから『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を特殊召喚
⑧ダークネスメタルの効果で墓地からドラグニティ-クーゼを特殊召喚。
⑨墓地のゼピュロスをダークネスメタルを手札に戻して特殊召喚。
⑩クーゼとゼピュロスで『ドラグニティナイト-バルーチャ』をシンクロ召喚。墓地のクーゼ、ガジャルグ、ロムルスを装備。
⑪装備カード扱いのクーゼを自身の効果で特殊召喚。クーゼを除外して手札からダークネスメタルを特殊召喚
⑫アトゥムスに重ねてランク7『迅雷の騎士ガイアドラグーン』をエクシーズ召喚
これで
・レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン 攻撃力2800
・迅雷の騎士ガイアドラグーン 攻撃力2600
・ドラグニティナイト-バルーチャ 攻撃力2600 (装備2枚×300アップ)
で合計ジャスト8000です。
でも攻撃力だけ8000あっても相手の場に全然触れてないじゃんって思われるかもしれませが、なんとこれだけの展開をしていて当初の手札は『疾風のドラグニティ』ただ1枚しか使っていない上に召喚権も残しています。
実際にはあと5枚もの手札が残っているので、更に展開もできるし多少の妨害も踏み越えていけます。
上に書いた内容ではちょうど合計攻撃力8000できれいだったのでクーゼを除外してダークネスメタルドラゴンを特殊召喚してますが、基本的にはそんなことせずバルーチャとクーゼで『ドラグニティナイト-アスカロン』や『ドラグニティナイト-アラドヴァル』をシンクロ召喚することが多いですね。
あるいは、クーゼではなくロムルスを蘇生して『ヴァレルソード・ドラゴン』のリンク召喚に繋げることもあります。
とにかく手札によってやれることが全く変わってきていつまでも正解が見えないんですよね。
プレイング次第で可能性がどんどん広がっていくデッキです。
現に一昨日くらいまでは全然勝てなくて「ドラグニティ弱いじゃねーか!」て思ってたんですが、少しずつプレイングに慣れてきて構築も練り直してきたら月末とはいえマスターランクで7連勝できるくらいにはなってきました。おかげでまた睡眠不足です。
苦手なのはやっぱり「後攻を取られた時」ですね。
現環境の大半のデッキは先攻を取りたいデッキだと思いますが、「ヌメロン」や「怪獣カグヤ」など後攻特化で強いデッキは意外といます。
先攻を取ってもクリスタルウィングやアラドヴァルを出して構えることもできなくはないのですが、好んで後攻を取ってくるような相手に対して1~2妨害で耐えるのはなかなか厳しかったです。
まあコイントスで負けてなおかつ相手が後攻狙いだったってことは確率的にはそう高いものでもないのでわざわざ対策することもないとは思うのですが。
あと本当にどうしようもないのは素材4枚以上の『No.86 H-C ロンゴミアント』ですね。
逆にこいつ出されてなんとかできるデッキもほとんどないとは思うのですが、後攻特化を謳う以上何かしら対策入れた方がいいかなと思ったりもします。深淵の宣告者とか
汎用カード枠はいくらでも改善の余地がありそうです。
とりあえずニビルが憎すぎて『抹殺の指名者』を3積みしていますが、このへんはまた5月のランク戦をこなしながら調整していくところかなと思っています。
抹殺の指名者もOCGだと制限なのでこれまで生成するのをためらっていましたが、この前のリミット改定予告で「規制カード分解時のボーナス」についての告知があったので安心して生成できるようになりましたね。
そんなわけで、5月はこのデッキを擦ってマスター1を目指していこうと思います。
紹介はしましたがみんな後攻取りたがると戦略が破綻してしまうので、皆さんは使わないでください
以上!
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