10/16(金)から満を持して上映開始された映画『鬼滅の刃 無限列車編』さっそく観てきました!
やはりめちゃくちゃ人気で、私が観たのは22時スタートとかなり遅い回で劇場も400席くらいある大きめのとこでしたが満席でした。映画館によると思いますが今回は密防止で一席ずつ空けるということもなかったですね。
さっそく感想書いていくんですが、がっつりネタバレなのでこれから観る予定の人はご注意ください。
まず結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです(小並感)。
感動したところをざっくりあげると
美麗すぎる作画
カッコよすぎる戦闘演出
声優さんの熱演
あたりですね。テレビシリーズで良かったところがそのままパワーアップしたような感じです。
始まっていきなりのお館様の墓参りシーンでは、木々の描写がもはや実写以上に実写っぽいという異次元の領域に達していました。
ストーリーの内容的には、大方の予想通りアニメのそのまま続きで無限列車に乗車してから煉獄さんと猗窩座(アカザ)の戦いまでで漫画の話数的には7巻の第54話から8巻の66話までの13話分です。
前回までのあらすじみたいなのも一切ないので鬼滅を全く知らない人がいきなり映画から入るのはおすすめできません。
個人的には、柱を倒したと無惨様に報告に行った猗窩座が壮絶なパワハラを受けるシーンを楽しみにしてたんですが、それはアニメ二期(まだやるのか分かんないけど)にお預けになっちゃいました。
エンドロール後に何かあるかなとも期待してましたが、そこは何もありませんでしたね。
尺的にはわりと余裕があったようで、ほとんど原作と同じ流れの上、各シーン丁寧に描写されていて戦闘や夢での追加シーンもたくさんありました。
全員目覚めてからの列車内の戦闘では、原作よりも怪物の体内感が増していて気持ち悪さ(褒め言葉)がだいぶパワーアップしていましたね。
禰豆子の触手緊縛シーンもしっかり描かれていたのでそういう趣向の持ち主はこれだけでも満足できるでしょう。その直後善逸が助けに来る時の雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃もド迫力で二度美味しいシーンです。
炭治郎・伊之助タッグと下弦の壱・魘夢の戦いも良かったですが、極めつけはラストの煉獄さん対上弦の参・猗窩座です。
たぶん時間としてはたっぷり20分くらいあったんですが、もっとずっと観ていたかったくらいの圧巻の戦闘でした。
ufotableお得意の戦闘演出で炎の呼吸による技の数々が美しく燃える炎で彩られていて、漫画だとあっさりしてた技の一つ一つが必殺技のようなド派手な描かれ方をしていて一瞬も見逃したくないようなシーンになっていましたね。
炎の呼吸奥義 玖ノ型・煉獄にいたっては炎の描写が凄すぎて完全に別ジャンルの作品と化してました。
しかしそんな猛攻を受けても上弦の鬼である猗窩座は一瞬で回復してしまい、圧倒的な強さを思い知らされましたね。
ちなみにアカザの声優さんは石田彰さんでした。クールな役をよくやるイメージだったのでちょっと意外でしたが、鬼でありながら煉獄を勧誘したりする変わり者の猗窩座にはピッタリだったかもしれません。
そして朝が来て逃亡する猗窩座を糾弾する炭治郎の絶叫から煉獄さんの最後の会話の流れはまさに名演でしたね。周りからすすり泣く声もけっこう聞こえてきていて、私も家で一人で観ていたら泣いちゃってたと思います。
この炭治郎の叫びは鬼の理不尽さを訴えるものでしたが、原作漫画全部読んでから改めて見ると台詞が人間だった頃の猗窩座にブッ刺さりまくってるんですよね。
卑怯者とか、煉獄さんは皆の命を守ったとか。
たぶん原作知らないで観た方は猗窩座を憎らしく思っているでしょうが、後々まで観ていくとかなり味のあるキャラクターになります。
鬼にも鬼のドラマがあるのは鬼滅の面白いところですよね。まあそれはそれとしてこの場面が武人気取りの卑怯者だってのは変わんないんですけど。
煉獄さんも柱の中では初めてまともに戦って、かつ初めて死んでしまったので漫画だとあんまり強くないのかと疑っちゃう人もいたみたいなんですが、上弦の鬼は下弦と比べても別次元に強すぎてこの後の話でも1対1で勝てたキャラって1人しかいない(数合わせさん除く)んですよね。
煉獄さんには痣も赫刀もありませんでしたが、それでもあと一歩までアカザを追いつめたのは柱の中でも上位の実力者だったと見ていいと思います。
と言っても、今回の映画を観て煉獄さんが弱かったと感じる人なんて1人といないと思いますけど。それだけこの映画での煉獄さんの戦闘シーンには説得力がありました。
ここまでべた褒めしてきましたがちょっと気になった部分もあって、それが長ったらしい説明台詞の多さですね。これは漫画だとナレーションだった部分がアニメだとキャラの台詞に置き換えられている弊害だったりもするんですが、しゃべりすぎてて違和感のある場面がいくつかありました。
特にそう思ったのは下弦の壱が死に際に炭治郎たちを一人一人レビューしていく場面ですね。原作通りではあるんですが実際に声にして聞くとかなりくどかったので、動きだけであれだけ説得力のあるシーンが描けていたんだから台詞は多少削ってもよかったんじゃないかと思います。その分一言しか台詞がなかった他の柱のシーン増やしたりとかね。
まあこの辺は人それぞれ好みもあるかもしれませんが。
逆に言えば不満点はこれくらいしかなくて、全体的には完璧以上の映画だったと思います。
アニメを観た方や原作を読んだ方は絶対に観た方がいいと断言できます。
エンディングで流れたLiSAさんの歌う主題歌『炎』も煉獄さんをイメージした素晴らしい歌で、全国の煉獄さんファンも爆増したことでしょう。
この後のお話からは煉獄さん同様魅力的な柱たちが続々絡んで来るので、アニメ二期が待ちきれないって人はさっさと漫画を読んでしまうことをおすすめします。
先が分からない状態でアニメで初めて観たいって人もいるでしょうが、ufoの作画や劇伴、声優さんの熱演が凄すぎて完全な別物として観られるので二度楽しめます。
感想としてはだいたいこんな感じです。
あと映画の内容とは関係ないんですが、今の時期は日によって暑かったり涼しかったりで館内の気温がどんなもんか予想がつかないので、観に行く方は脱ぎ着しやすい格好で行くことをおすすめします。私が行った映画館は暖房が効いていたのかけっこう暑かったです。
また、各劇場では感染症対策でいろんなルールが決まってたりします。
私の時は映画終了後密集防止で整列退場が指示されていました。
待ち時間はかかっても10分程度でしょうが、終電ギリギリに観る予定の人なんかは気をつけた方がいいです。数人無視して勝手に退場しようとした人もいたみたいですが、気持ちよく映画を楽しむためにも最低限のルールやマナーは守るようにしましょう。
以上!
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