【Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-】Episde19『絶対魔獣戦線メソポタミアⅠ』【感想】

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ちょっと遅くなってしまいましたがアニメ『Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-』第19話『絶対魔獣戦線メソポタミアⅠ』の感想です!

前回はケツァルコアトルの決死の宝具2連発を受けても健在のティアマトに絶望感が高まったところでゴルゴーン登場!ってところで終わっていましたね。

かつての強敵が味方に付くのは非常にアツい展開ですが、このゴルゴーンの正体はかつて藤丸たちが戦ったゴルゴーンではなく、仲間のアナが変貌した姿です。

それを藤丸達に伝えまいとするアナの気遣いと、それでも察してしまうけどあえて気づいていないふりをする藤丸の心情がまた切ないですね。

そしてここからの戦闘シーンはアニメでかなり盛られるんじゃないかって期待していたんですが、まさかのアバンで終わってしまいました。原作ゲームでもここの出番は短めでしたが、スピード感がハンパじゃないです。

それでも藤丸との会話やアナの心境など観たかった部分はやってくれていたので大満足です。何より声優の浅川悠さんのゴルゴーン声とアナ声の演じ分けが素晴らしかったです。

アナとゴルゴーンの中間みたいな立ち位置のメドゥーサも、3/28公開予定の映画『Fate/stay night Heaven’s Feel 第3章 spring song』で大活躍するはずなのでこちらも期待しときましょう。

ゴルゴーン(アナ)の攻撃でティアマトの角の破壊に成功し、飛行は防いだものの泥の発生は止まらず進行を止めるには至りません。

とうとうウルクに到達されるというところでついにギルガメッシュ王の切り札『王の号砲(メラム・ディンギル)』が発動します。

この360基のディンギルからの一斉掃射はまさに圧巻ですね。

やっぱり先週、先々週とかの宝具もそうですが、こういう派手なシーンがあるとアニメ化してくれて本当によかったと思います。

なんでティアマトからの狙撃が一発しか来ないんだとか細かい突っ込みどころはありますが原作からしてそうなので流しましょう。きっとディンギルの猛攻に耐えながらなんとか一発撃つのがやっとだったとかそういうアレです。


そして次に登場したのがキングゥ。
やりたいことなんてなかったキングゥに最後に残っていたのは、「ギルに会って話をしたい」という感情でした。エルキドゥという機体に宿った記憶は自分のものではないけれど、その思い出を、感想をギルと語り合いたかったと。

でもその気持ちすら、エルキドゥのものであって自分のものではないと切って捨て、自分の生まれた理由でもある「人類史を存続させる」という目的を果たすために母であるティアマトに立ち向かっていきます。


ここのキングゥの小林ゆうさんの演技、表情とかとても良かったですね。


一見、結局生まれながらの使命に縛られているようにも見えますが、この描写を観ているとキングゥは最期に自分のやりたいと思ったことができたんだと思えます。

原作ゲームの方だと、基本メインストーリーで別離してしまったサーヴァントも召喚できれば(ガチャ回せば)再会できます。メインストーリーの記憶が残ってるかはまちまちですが。

召喚できなくてもイベントストーリーに出てくることも多々あるので、ほとんどの場合完全に二度と会えなくなることはないんですが、この後カルデアに召喚されるのはキングゥの原型となったエルキドゥなので、キングゥと会うことはもうできません。
なのでこのキングゥの捨て身の攻撃には他のサーヴァントとはまた違った重みがあります。

一応、キングゥは完全に消滅したわけでもなくエルキドゥがキングゥの記憶も引き継いでいるとされてはいますが。
本来のエルキドゥのサイコパスっぷりを見ていると、実はキングゥの方がだいぶまともな奴なんじゃないかって気もします。


ディンギルとキングゥの宝具『人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)』によってティアマトの足止めに成功し、ついにウルクと冥界が繋がりますが、負傷したギルガメッシュ王は優しげな笑みを浮かべながらジグラットの崩落に巻き込まれてしまいます。



この時代に生きるウルクの人々の力ではここ止まりだった、この先を変えられるのは余分な者であるお前たちだけだとカルデアに後を託します。

 この回だけで既にゴルゴーン、キングゥ、ギルガメッシュ王が散っていってるのでちょっと怒濤の展開すぎる。

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