ひぐらしのなく頃に業 第17話 猫騙し編 其の四【感想】

ひぐらしのなく頃に
あらすじ
死の連鎖の果てに梨花が辿り着いた世界は、惨劇のない、オヤシロさまの祟りから解放されたような、梨花のまったく知らない雛見沢だった。

今回は怒涛のようにこれまでの謎や新情報が明らかになってきましたね。

 

まずは前回ラストで意味深に梨花に話したいことがあると言ってきた鷹野です。完全に浄化されちゃってました。

 

アバンに皆殺し編の回想みたいのが流れてたところを見ると、皆殺し編の記憶が流れ込んできて客観的に自分がやろうとしてることを見つめ直したら恐ろしくなった的なことなんですかね。

鷹野が梨花のようにループしてるのか圭一のように断片的な記憶を見ただけなのか詳細には分かりませんでしたが、とりあえず自分がやろうとしていた計画を思いとどまり、深く反省しているのは間違いなさそうです。

鷹野は富竹とともに逃亡し計画のことをトウキョウへ告発。番犬部隊によって小此木はじめ山狗部隊は拘束され入江診療所は解体されます。これが、ここまで鬼騙し編、綿騙し編、祟り騙し編の舞台裏で起こっていたんですね。

梨花も言っていましたが綿流し後に普通にいる富竹が新鮮ですね。

 

となると鷹野や入江は白っぽいということで、だったら誰が惨劇を起こしていたんだって話ですがそこでラストの沙都子です。

沙都子が他のカケラの記憶を持っているのはほぼ確定的になりましたね。

梨花ちゃまがなんか怖い時にする目と同じ目をしていたので断片的に記憶を垣間見たとかではなくガッツリループしている可能性が高そうです。それも、梨花が雛見沢を出ることを気にしていることから未来の記憶も持っていると思われます。

 

じゃあ沙都子がループしてるのはなんでなのか、なんで業でも毎回惨劇が起きてるのかって話ですが、まだ完全に黒幕と断定するのは早い気がします。


梨花がループしているのは、したくしてしてるわけではなくてオヤシロ様=羽入の巫女としての超能力で死ぬと勝手に過去からやり直しになってしまうというものです。

死のループを終わらせることが目的であって、何かの目的のためにループしているわけではないんですよね。

 

もし沙都子が梨花と同じように羽入か羽入の同類の何者かの力を受けてループしているのだとしたら、ループすることで何かをしたいのではなく、沙都子も死のループにとらわれていてそこからの脱出を目的にしている可能性があります。

考えてみたら毎回沙都子怪しいって言われてますけどほとんど最終的には死んでるんですよね。


思い返せば、沙都子が綿騙し編で園崎邸で魅音と一緒に死んでいたのは綿流し編、目明かし編で梨花が園崎邸に乗り込み詩音を襲撃し最終的に自死したのと状況が似ている気がします。

時折急に大人びた表情を見せるのも一緒だし、梨花にとっての「にぱ~」が沙都子にとってゲロだったのかもしれません。

 

そう考えると沙都子も梨花とは別の立場で惨劇と戦ってるって可能性もまだあるんですよね。前回のリスキルはL5発症してたっぽいのでノーカンで


ただ、悪意を持って惨劇を起こしている何者かとの繋がりがあるのはほぼ確実だと思います。何せ今回拳銃持ってましたからね。注射や医薬品は入江診療所でちょろまかせたとしても、拳銃はさすがにそれなりに力を持つ誰かの協力なしには手に入れられるはずがありません。

梨花だって間接的に山狗部隊を操れる立場にはいたわけですからね。裏切られてたけど。


そもそも忘れがちですけど沙都子については、そもそも祭具殿のオヤシロ様像の腕が折れてない時点でアイデンティティの根幹が旧作の頃とはずれてるんですよね。これからもとんでもない新事実がどんどん出てくる気がします。

 


そして今回超重要そうだったポイントが、雛見沢症候群L5を誘発する薬品H173の存在です。

セリフでは触れられてませんでしたがアタッシュケースの中身をよく見ると注射器1個分スペースが空いてました。


誰かが持ち出していたということですね。
大石、赤坂、茜、公由、圭一が突然発症したのにはこれが使われたと考えて間違いないでしょう。たぶん

じゃあ誰が持ち出したのかって話ですが、これができる人間はかなり絞られます。

不用心にその辺に置いてあったんなら沙都子の可能性もありましたけど今回の描写みる限り到底無理な気がします。

 

入江も存在を知らなかった(建前かもしれんけど)H173の在処を知っていて、しかもかなり厳重そうなロックを開けて持ち出せる人間となると

候補は

入江、富竹、鷹野、小此木(か他の山狗隊員)、トウキョウ関連の新キャラ


くらいしかいないんじゃないでしょうか。

 

他には鷹野が改心する前に既に持ちだしていて誰かに渡したか奪われたって可能性もありますが、だとしたら真っ先に報告しているはずなのでそれを黙っている鷹野が一気に怪しくなります。

でもあんな泣きながら懺悔していた鷹野が実は今回も悪いことしてたってなると悲しすぎるので違っていてほしいですね。

結局いろいろ分かったようで実際まだまだ分かんないことばっかです。

次回からは『郷壊し編』のスタートで、業では初の「騙し」が入っていない編です。

郷壊しってフレーズからは郷=雛見沢をぶっ壊す、つまり今までの前提を覆すような新事実が明らかになってきそうな予感があります。

さらに「さとこわし」と、「さとこ」の字が入ってるということで沙都子の秘密についても本格的に明らかになっていきそうでもあります。

 

沙都子がだいぶ怪しくなってますが旧作の、いろんな複雑な謎とか陰謀とかあるけど最終的には仲間との信頼が運命を変えるみたいな単純なオチが好きだったので沙都子が悪いことしてましたってのは個人的に嫌だしないと思うんですよね。

なんにせよ来週が待ち遠しいです。

以上!

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