『伯爵』の正体を考察します【Fate/GrandOrder】

Fate/GrandOrder

先日配信された二部第7章『黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン』非常に面白かったですね!

ディノスたちやU-オルガマリー、ククルカン、カマソッソ、サーヴァント達との関りやORTとの総力戦等、7章単体で見てももちろん素晴らしかったですが、これまでの伏線が一気に回収され、また、それによって新しい謎も生まれ、まさにFGO第一部~第二部の総決算と最終決戦へ向けてのお膳立てとして最高のストーリーだったと思います。

 

さらに、本日2023/2/10には『奏章 プロローグ』が公開され、南極での決戦の前に清算しなければならない事が明らかになってきました。いわば2.5部でしょう。

今後の展開がますます楽しみになってきますが、現時点で最も注目されている大きな謎としては

・異星の使徒の最後の一人『伯爵』の正体

・被検体:Eの正体

・マリスビリーの目的

あたりがあると思います。

 

その中でも、今回は

・異星の使徒の最後の一人『伯爵』の正体

について考えていきます。

あとの2つは過去のストーリーを振り返ることでいろいろと見えてくることがありそうですが、難しそうなのでいったん諦めて他の人の考察を見て「ほえー」って言っときます。

 

ちなみに一応前もって言っておきますが、私はめちゃくちゃ型月に詳しいわけでもなければ、FGOのストーリーを何周も何周も読み込んで研究しているわけでもなく、普通にプレイしてる上でなんとなく考えたって話です。ガチ考察みたいなものは期待しないでください。

あと、今更ですが配信済のストーリーについてネタバレを含みます。

 

7章のラストで、「異星の神」も「異星の使徒」の一人であり、「異星の使徒」は7騎いるということが明らかにされました。

その役割は、

●異聞帯(クリプター)側を監視・先導

司祭:ラスプーチン⇒生存

アトラス殺し:千子村正⇒6章アヴァロン・ルフェで退場

悪性化身:蘆屋道満⇒5.5章平安京で退場

●カルデアを監視・誘導

探偵:ホームズ⇒6.5章トラオムで退場

教授:若モリアーティ⇒6.5章トラオムで退場

伯爵:???

●リーダー

神:U-オルガマリー⇒7章オルト・シバルバーで退場(?)

となっています。

そして、現状で残っている異星の使徒は司祭(ラスプーチン)と伯爵(???)の2人のみとなっています。

この、残る伯爵(???)が誰なのか考えようっちゅう話です。

伯爵という言葉から、巷では岩窟王(モンテ・クリスト伯)なんかに疑惑がかけられているようですね。

 

ただ、『伯爵』という言葉だけでは他にも候補がいるし、そのまま伯爵の位を持つ人物を指すとも限りません。なんらかの比喩的表現の可能性もあります。

なので、『伯爵』という言葉自体の意味は置いておいて、『伯爵』について明らかになっていることをまとめてみましょう。

まず使徒の役割について、異聞帯を切除させるまでが『異星』の計画だったとされているので、

探偵・教授・伯爵の役割はカルデアを異聞帯を切除する方向へ誘導すること、それを監視することであったと推定できます。

そして、異聞帯が全て切除された時点で本来は役目を終えています。

ラスプーチンの台詞でも、『伯爵』は今手が空いていると言われていますね。

ノウム・カルデアが異星に敵対したことが想定外だったため、生き残った2人の使徒に時間外労働が発生しているようです。

ということは、異星(マリスビリー)の本来の計画では異聞帯を切除し終えたカルデアが敵対することはない想定だったということになりますが、いったい誰にどうやってやらせるつもりだったんでしょうか?

この話もとても気になりますが際限なく謎が広がっていきそうなので、これもいったん置いておきます。

役割の話に戻って、第2部での探偵(ホームズ)は完全にカルデアの仲間として異聞帯の切除に積極的に貢献していたので、この役割を果たしていたと言えるでしょう。

教授(若モリアーティ)についてはトラオムでの登場のみで、言ってたこともまだ謎ばかりなので評価が難しいですね。

被検体:Eについてヒントめいたことを伝えていたのでなんらかの誘導はしていると受け取れますが、明らかに異聞帯の切除とは無関係な情報で、その先の「異星の計画では想定外の状況」に誘導しているように見えます。これは異星の使徒としての役割だったんでしょうか?それとも若モリの勝手な行動だったんでしょうか?

これも気になりますがいったん置いておきます。ここで重要なのは、トラオムでしか出てきてないってことです。

つまり何が言いたいかというと、探偵と教授だけでは役割を果たせていない部分があるってことです。

それは、第一部におけるカルデアの監視・誘導です。

地球白紙化が始まったのは第一部が終わってからですが、マリスビリーの計画自体ははるか以前から始まっています。

そして、ゲーティアの人理焼却が成っていた場合マリスビリーの計画も破綻してしまうため、第一部のカルデアの人理修復にも異星の使徒による関与があったと考えられます。

もちろん、ゲーティアの行動がマリスビリーにとって完全に予想外で、その時点ではまだ異星の使徒を用意できていなかったという可能性も充分ありそうですが、個人的にはこれはないと思います。

なぜなら、そうだとするとマリスビリーがなんかショボく感じてしまうからです(主観的感想)。

ここまでの壮大な話の黒幕なんだから、イレギュラーに対する備えもしていたはずです。

 

つまり、私の考えでは『伯爵』とは第一部の時点からカルデアに深く関わっていた人物ということになります。

そうなるとやはり巌窟王に疑惑が向いてしまいますね。

巌窟王は、ことあるごとに後方腕組み彼氏面で主人公を助けていたので、監視・誘導という役割を果たしていたように思えます。

しかし、個人的には巌窟王が『伯爵』ということは無いと思います。

なぜなら、巌窟王はこれまで「カルデアを助けていた」というより、「主人公個人を助けていた」という印象が強いからです。

さらに、メタ的なことを言うと巌窟王が「実は俺が最後の異星の使徒だったのさ!」とカミングアウトしたとしてカルデアの面々がどう反応するか想像してみてください。

主人公以外は「この人…誰…?」ってなっちゃうんじゃないでしょうか。ズコーッってなっちゃいます。だからありません。

 

とすると、他に第一部でカルデアを助けていたサーヴァントと言えば1人しかいませんよね。

そう、ダ・ヴィンチちゃんです。

ダ・ヴィンチちゃんは第2部序章にてラスプーチンの攻撃で退去したかに見えましたが、もしダ・ヴィンチちゃんも異星側でラスプーチンと内通していたとしたら退去を偽装することも可能だったかもしれません。

ついでに言うと、この時「シュゥイーン」っていういつもの効果音はあったものの、画面は暗転しており決定的な退去の瞬間は描かれていません。

あの優しかったダ・ヴィンチちゃんが実は敵だったかもしれないなんて、想像しただけでも胸が張り裂けそうですよね。

しかし、ここまで言ってなんですが私はダ・ヴィンチちゃんも『伯爵』ではないと思います。

それは、U-オルガマリーの残滓に対してラスプーチンの言っていた「『伯爵』であれば残酷に利用するでしょう」という台詞があったからです。

この台詞からは、『伯爵』が残酷なゲス野郎であり、今後のストーリーでプレイヤーから大きくヘイトを買うムーヴをすると察せられます。

これはダ・ヴィンチちゃんのイメージとは全く異なりますよね。

ホームズが異星の使徒であったと明らかになった際、彼の態度はそれまでとなんら変わることはなく、最後までカルデアの仲間として散っていきました。なので実は敵だったからと言って、ホームズを嫌いになるような人はいなかったと思うんですよね。

しかし『伯爵』がラスプーチンの台詞通り、U-オルガマリーの残滓を弄ぶ残酷なゲス野郎だと想定した場合は事情が違います。

これもメタ的な視点になってしまいますが、もしダ・ヴィンチちゃんが『伯爵』で「実はとんでもないゲス野郎でした!」

ってなったら間違いなくプレイヤーからの反発は凄まじいものになりますよね。

聖杯・金フォウを突っ込んで愛でていたマスターは暴動を起こすかもしれません。

これはダ・ヴィンチちゃんだけでなく、巌窟王や他のサーヴァントにも言えることです。

なので私の考えではダ・ヴィンチちゃんは『伯爵』ではないし、他の既存サーバントも違います。

ということは、残る候補は1人しかいませんね。

そう、カルデア職員Aからいつの間にかメインキャラクターに昇格していたムニエル君です。

消去法になってしまいましたが、もはやこいつしかありえません。

今考えると、ムニエル君には怪しいところが多々ありました。

7章で胸や頭を撃ち抜かれて生きていたのも、なんか「魔術師ってそんなもんなんだー」と危うく納得しかけましたが、よく考えなくてもおかしいですよね。

さらに、決定的な利敵行為の場面も見つけてしまいました。

ダ・ヴィンチちゃん死亡シーンのスクショ撮ろうと思って2部序章読んでたらたまたま見つけちゃったんですが、今やノウム・カルデアにとって最大の切札的存在となりつつあるゴッフ新所長を見殺しにするように”誘導”しています。これはもう決定的でしょう。

もちろんムニエル君はこれまで苦楽を共にしてきた大切な仲間の一人ですが、ガチャでゲットしたわけでもないのでプレイヤーへの精神的ダメージは最小限に抑えられ、なおかつ裏切りのインパクトもあります。

本音を言うと最初はネタのつもりだったんですが、なんか書いてるうちに伯爵はムニエル以外考えられないって思えてきました。

 

ということで、『伯爵』の正体はムニエルであり、ムニエルの正体は人間ではなく新規サーヴァントがずっと化けていた姿だと私は考えます。

「いやその新規サーヴァントってのが誰だよ」って言いたい人もいるかもしれませんが、そんなことは分かりません。

さっき上の方で、伯爵ってのはそのまま伯爵じゃなくて何かの比喩かもしれない的なこと書きましたが、どんな比喩か全く思いつかないのでたぶん普通に伯爵なんじゃないでしょうか。

聞きかじった俄か知識ですが、巷で言われてるカリオストロ伯爵って人が怪しそうですね。

あのリンボにろくでなし扱いされてるくらいなので、言峰の台詞から察せられる残酷ゲス野郎のイメージにも合致します。

あとはミスリード狙いで巌窟王オルタなんかもあるかもしれません。

2部7章で登場した4キャラのオルタ化がかなりイイ感じだったので、新たなオルタの登場にも期待がそそられます。

 

そんな感じでした。

真実が明らかになるのは当分先の話でしょうが、その時を楽しみに待ちたいと思います。

 

以上!

 

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