映画HF3章めちゃくちゃ盛り上がってますね!
1章、2章に引き続き週末ランキング第1位を記録したそうです。
アニプレックス、「Fate/stay night [HF]」第3章の初動は動員27万人・興収4.7億円を記録 ランキング1位獲得 初日動員は過去最高
私が観たのは15日のレイトショー(20:35~)だったんですが、完売になってましたね。凄まじい人気です。
ただ、水を差すわけじゃないんですが劇場内は感染予防でソーシャルディスタンスを保つため1席空けて座るようになっていたので、完売と言っても普段のキャパの半分にはなっていましたね。その分快適で良かったですけど。
私の感想記事もたくさんの方に読んで頂いたみたいでありがとうございます!
まだまだ書ききれていないこともたくさんあるんですが、中でも
劇中ですごく好きな場面の一つ、大空洞での
桜「ゼルレッ…チ?」
凛「はぁ…そんなことも知らないの(飽きれ)」
みたいなやり取り。
あれ桜の凛に対するコンプレックスがとてもよく表されててたまんなかったですね。
姉妹として暮らしてた頃の回想でもポーカーで遊んでて桜がワンペアではしゃいでたら凛がフルハウスキメてたのとかほんと悶絶モノでした。
悪堕ちして最強になっても根っこの部分では桜のままってのが黒桜の魅力ですよね。
でも原作ゲームをプレイしていない方の中には、桜と同じように「?」ってなってた人もいると思うので簡単に解説したいと思います。
まずFateシリーズを含むTYPE MOONの世界では「魔法」と「魔術」ははっきり分けられていて、ざっくり言うと「魔術」の中でもその他の技術によって再現できない結果を引き起こすのが「魔法」です。
昔はたくさんあった魔法も科学技術の発展によってただの魔術に成り下がってしまい、現在残っている魔法は5つのみとされています。
分かりやすく例えるなら何もないところに火をつける魔術は普通ではあり得ない現象に見えるけど、火つけたいならライター使えばいい話だから魔法じゃない、みたいな。
残った5つの魔法の一つが、クライマックスでイリヤが士郎のために使った第三魔法「天の杯(ヘヴンズ・フィール)」です。
そしてキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグは第二魔法「平行世界の運営」の使い手です。つまり超すごい人です。死徒でもあり、千年以上生きています。
また、ゼルレッチには「カレイド・スコープ」というあだ名もあります。
つまりFGOで最初期に実装されながら未だに最強の礼装の一つである「カレイド・スコープ」に描かれてるおじさんはこのゼルレッチというわけです。
そりゃ強いよなって話ですよね。
そしてそのカレスコおじさんが作った、第二魔法を一部再現できる武器が
「宝石剣ゼルレッチ」です。
ゼルレッチから遠坂家への課題のような形で設計図が代々伝わっていましたが作ることができなかった為、ユスティーツィア(聖杯戦争を始めたアインツベルンの先祖。記憶の中に出てきた女性)の記憶を受け継ぐイリヤと、士郎の投影を利用して半ばインチキみたいな手段で作り出したというわけです。
凛は少しでも士郎の負担を減らそうとアゾット剣や手持ちの宝石を用意してきてましたが、アーチャーの左腕を一度でも解放した時点で負担がどうだろうが二度と左腕を使わなかろうが、どうあがいても近いうちに士郎は死ぬことが確定していたという悲壮感がハンパない場面でもありました。
きっとイリヤはもうこの時点で自分を犠牲に士郎に第三魔法を使うことを決めていたんでしょうね。
宝石剣ゼルレッチの力は第二魔法「平行世界の運営」の一端ということで、その能力は無限に広がる平行世界から魔力の供給を受けられるというものです。
つまり装備するとMPが∞になります。
もちろんリスクもあって、使うたびに身体に凄まじいダメージが入りますが凛は気合で耐えていました。
それに誰が使っても強いわけじゃなくて、MP∞といっても最大MPが無限になるわけじゃなく無限回復するだけ、みたいなイメージなので最大MPが元々50しかない人は結局宝石剣を使ってもMP100消費するような大技は使えないということになります。
黒桜も同じように聖杯から無限に近い魔力を得ていていても一度に使える魔力量には限界があったので、凛は拮抗できたというわけです。
結果としては桜のメンタルが先にやられちゃいましたが、長期戦になっていれば肉体に負担のある凛が先に倒れていたと思われます。
ちなみに、プリズマ・イリヤに出てくる「カレイド・ステッキ」もゼルレッチの作品です。
平行世界の自分の姿をインストールすることで、魔法少女の姿に変身しているみたいな感じですね。こんな珍妙なステッキを作るってことは、見た目通りの渋いおっさんではなさそうだと窺えますね。
ゼルレッチはFateシリーズ以外にも月姫とか別のTYPEMOON作品にも関わってるキャラで、私も全然網羅しているわけじゃないのでまだまだ知らないこともあるんですが、基本的にはこんな感じですね。
「もっと気になる!」って方は、TYPEMOON作品を片っ端から制覇してってください。
以上!
コメント