デカダンスの第2話『sprocket』の感想を書いていきます!
サブタイトルの『sprocket』は、歯車の歯みたいな意味の言葉みたいですね。
第2話 sprocket
あらすじ
凄まじい力で《ガドル》たちを倒すカブラギと、生まれて初めて体験する戦場に放心状態のナツメ。その一方で、ナツメたち人類には隠された世界の正体が明らかになり……。
脚本 : 瀬古浩司 絵コンテ : 立川譲 演出 : 三浦慧 総作画監督 : 栗田新一 作画監督 : 三島詠子
冒頭からいきなりどでかいネタばらしが来ましたね。
第1話であれだけワクワクする世界観を見せておいて、実はゲームだったと…。
と言っても、ゲームだからと言って架空の世界とか仮想現実というわけではなく、れっきとした現実の世界でもあるとちょっとややこしい話になっています。
整理すると、
デカダンス
ガドルと戦う移動要塞にして人類に残された最後の住処。と見せかけて、実はソリッド・クエイク社の提供する超巨大娯楽施設。
ナツメたちタンカー
ユーラシア大陸に住む人間(デカダンスの下層、オキソンの貯蔵庫タンクに住むことが由来。ギアによって居住空間を与えられている?)
ガドル
人類を絶滅の危機に追いやっている未知の生命体。
ギアにとってはゲームの標的。
体液がデカダンスの燃料になってたり、サイボーグたちの栄養(?)になってたりでまだまだ秘密がありそう。
サイボーグ
素体に意識を移して娯楽として(かつてのカブラギたちは仕事として?)ガドルと戦う謎の存在。宇宙人?
タンカーたちユーラシアに残った人類よりはるかに進んだ文明を持ってるっぽい。ガドルの体液・オキソンが生命維持のために必要みたい。
ギア(かの力の戦士)
サイボーグたちの素体。ゲームのアバターみたいな感じ。
一部タンカーから戦士になる人もいる(ナツメもタンカーからギアを目指している)がタンカーたちはサイボーグのことを知らず(戦うために生まれた一族みたいな認識)、ギアのために尽くすことが正しい生き方だと思っている。
カブラギ…かつてはトップランカーと呼ばれる凄腕のギアだったが、現在はフギンの命令でタンカーとして過ごしながら「バグ」を回収してる。
フギン
デカダンス内を監視し、バグを見つけて処分・回収するゲーム警察の一員でシステムからの命令を遵守する。
現状一番悪い奴っぽい。
システム
タンカーたちとサイボーグたちを管理している存在?
現状全くの謎。
チップ
タンカーの身体に埋め込まれている。これでシステムはタンカーを管理している。
バグ
システムにとって不都合な人間やサイボーグ。
人間の場合はチップによってシステムに感知された瞬間死ぬっぽい。
サイボーグは発覚次第捕まってひどいことされる。
バグの定義は今のところ不明だが、チート行為を働いたサイボーグのマイキーがバグ認定された他、カブラギの裏の姿を見てしまった(何も気づいてなかったけど)ナツメも本来ならバグ認定されてるはずだったみたい。
カブラギはバグとして「処理された」人間からチップを回収すること、バグらしき人間を見つけたら報告することが命じられている。
こんなところでしょうか。
ゲームってのは例えるなら黒い球自由に使い放題コンティニューし放題のGANTZみたいな感じですかね?あんま上手い例えじゃないかもですが。
タンカーはいつからサイボーグ(システム)の支配を受けていたのか?
ガドルよって人間が絶滅の危機に瀕した後にサイボーグが来たのか、それともサイボーグがガドルを持ち込んだのか、などはまだ分かりませんね。
でもオキソンの存在から言って、サイボーグがガドルを繁殖させるために平和だった地球に持ち込んだ、みたいな話もあるような気がします。突如現れたって1話で言ってたし。
かなり奇抜な設定に思えますが、自暴自棄になっていたカブラギがシステムから認識されないナツメに希望を見出して再び歩き出すっていうのはお手本のようなおっさんミーツガールですよね。
これから2人がどんな物語を繰り広げていくのか非常にわくわくしますが、2話でいろいろ明らかになりすぎて正直もう10話くらい見た気分です。
来週からはまた、タンカーたちの目線でナツメが戦士を目指していく展開になるんですかね。
カブラギの過去に出てきたドナテロたちも、そのうち再登場するでしょうし今後の展開が全く予想できません。
第3話の放送を楽しみに待ちたいと思います。
以上!
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