【進撃の巨人】第126話『矜持』【感想】

漫画

今月も別冊少年マガジンの発売日がやってきました。

9日が日曜日なのでちょっと早い7日金曜日の発売です。

ではまた進撃の巨人の感想を書いていきたいと思います。

ネタバレになるので未読の方は気を付けてください。

 

 

 

 

今回は、今後の展開に向けての準備が整ったような話でした。

目的はそれぞれ微妙に異なるものの

ジャン、ミカサ、アルミン、コニー、リヴァイ、ハンジ、ガビ、ファルコ、アニ、ライナー、マガト、ピーク、オニャンコポン、イェレナが結集しました。

オニャンコポンとイェレナに関しては自分の意志とは無関係に連れてこられましたが、オニャンコポンはまあ普通に協力してくれるでしょう。

イェレナについては、ジークの信奉者でマーレにとってもエルディアにとっても敵だったので、何のために連れてこられたのか分かりません。

マガト元帥の指示らしいですが、ジークとの交渉材料になるとも思えませんし何の意味があるんでしょう。もしかしたら、イェレナ自身にまだ明かされていない秘密があるのかもしれませんね。

 

集まったメンバーの目的ですが、コニーが「世界を救う」と言っているので、イェーガー派をどうこうするとかじゃなくて地鳴らしを止める方向で動くようです。

どうやって止めるのか、そもそもエレンは今どういう状態で何を考えているのかも分からないので、これはまた続きを読むしかないでしょう。

あとは、ここまでメンバーが揃っているのにヒストリアが一向に現れないのも気になりますね。

やっぱりヒストリアだけはエレンの真意を理解していて、種明かしのタイミングで出てくるのではないかと思います。

 

このままの流れだと、みんなで協力して始祖の巨人(エレン)を倒すことで、過去のタイバー家のように現エルディア島の人々も世界から認められるようになる感じがしますが、そんな普通の展開になるかなという疑問もあります。

過去の場面で

ピクシス「巨人に地上が支配される前、人類は種族や断りの違う者同士で果てのない殺し合いを続けていたと言われておる。その時に誰かが言ったそうな。もし…人類以外の巨大な敵が現れたら人類は一丸となり争い事をやめるだろうと…お主はどう思うかの?」

エレン「それは…ずいぶんと呑気ですね…欠伸が出ます…」

―講談社『進撃の巨人』3巻 諫山創

なんて会話がありました。

この話からすると、この状況から和解に持っていくには相当うまくやらないと説得力がないのでどうなっていくのか楽しみでもあります。

ちなみに、こんな感じのテーマは諫山先生が影響を受けたと言っているPCゲーム『マブラヴオルタネイティヴ』でもありました。

異星起源生命体に侵略され人類滅亡寸前でも、各国の覇権争いで人類同士が戦わなくてはいけないという状況で葛藤する主人公が、だからこそ「自分自身の守るべきもの、『立脚点』を定めることが大事であり、そのための犠牲を厭うてはいけない」と諭されるようなシーンがありました。プレイしたのはずいぶん前なのでうろ覚えですけど。

エレンが今やっていることがまさにこれとも取れるので、コニーたちの行動がまた別の回答を示す形になるのかもしれません。

以上!また来月を楽しみに待ちましょう!

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