KONAMIの株価にすら影響してしまう(?)水晶機巧ハリファイバーという存在【遊戯王OCG】

カードゲーム

昨日、2022年7月1日(金)より適用される遊戯王OCGの新「リミットレギュレーション」が公開されました。

Vジャンプ8月特大号掲載記事:第8回 2022年7月1日(金)適用の「リミットレギュレーション」を公開!!

 

サンダーボルトの制限解除など衝撃的なものがいくつかありますが、中でも最も大きな衝撃を全国のデュエリストに与えたのが『水晶機巧ハリファイバー』の禁止化です。

発表当日はTwitterでもトレンド入りするなど、大変な話題となりました。

 

このカードが初めて登場したのは2017年11月25日発売の『LINK VRAINS PACK』

既存の人気テーマを集めて再録しつつ、各テーマにリンクモンスターを新規追加してパワーアップさせるという趣旨のパックだったと記憶しています。

私も当時はOCGを離れていましたが、店頭で見かけて懐かしくなりついつい購入してしまったことを憶えています。(ハリファイバーは当たりませんでした)

 

2017年と言えば、リンク召喚を取り入れた新マスタールールが導入されるという遊戯王の歴史上でも最大級に重要な転換期です。融合、エクシーズ、シンクロモンスターを駆使する従来のデッキには非常に厳しい環境になっていました。

現在のルールでは融合・シンクロ・エクシーズモンスターはエクストラモンスターゾーンでも通常のモンスターゾーンでも好きなところに出すことができますが、当時はエクストラモンスターゾーンかリンクモンスターのリンク先にしか出すことができなかったからです。

これによって従来の多くのデッキがまともに機能することができなくなり、リンク召喚を取り入れざるを得なくなりました。

これには当時のデュエリストからも反感が強く、ここで引退を決意した人も多いと聞きます。

私も実際にプレイこそしていなかったものの、過去に愛用していたシンクロデッキ(切り札はシューティング・クェーサー・ドラゴン)が実質的に使用不可能になったと知って悲しい気持ちになったものです。

 

そんな状況で現れたのが『水晶機巧ハリファイバー』でした。

下方向に2つという優秀なリンクマーカーと、デッキからレベル3以下のチューナーを特殊召喚するというあまりにも汎用性の高い効果、相手ターンに除外することでシンクロチューナーを特殊召喚するというトリッキーな効果でシンクロデッキの救世主となったのです。

そしてその汎用性の高さから、その活躍の場はシンクロデッキだけにとどまらず、ルールが改訂され再び自由にモンスターゾーンを使えるようになってからも、今日にいたるまで様々なデッキで重宝されてきました。

 

そのハリファイバーが禁止となることが決まり、SNSでは

今までありがとうという感謝の言葉

よくもやってくれたなという怨嗟の叫び

ざまぁみろという嘲笑

激変が予想される次環境に向けた冷静な分析

など多種多様な反響が寄せられています。

 

その影響はデュエリストの間だけにとどまらず、なんとコナミの株価にまで影響を及ぼしているという眉唾な話まで出ています。

…たしかにここ2日で下がっているようにも見えますね。

もちろん株価の変動には様々な要因が絡み、1日2日のこの程度の変動は誤差と取ることもできます。

しかしデュエリストの熱量というのもまた計り知れないものなのかもしれません。

 

ハリファイバーはマスターデュエルでも非常に高い採用率を誇っているカードですが、現状の雰囲気を見るにOCGで禁止になったからといってすぐさま禁止になるということはおそらくないと思います。

OCGプレイヤーでハリファイバーへの未練を捨てきれない人は今後はマスターデュエルで満足しましょう。

 

以上!

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