ADVの名作、うたわれるものが今ならスマホアプリで無料配信されているらいしいです(実は10月18日から配信されてたらしい)
新作スマホアプリの配信に先駆けての配信なので、知らない人は是非ここから初めてみましょう。
「キャンペーン」からインストールできます
『うたわれるもの』はもともと18禁のいわゆるエロゲーでしたが、「散りゆく者への子守唄』としてPS2版が発売され、その後約10年を経て2作目、3作目と続編が出ました。(2,3作目は最初からエロなし) 3作のうち2作はアニメ化もされています。特に1作目のアニメは本当に出来がいいので、こちらもオススメです。dアニメストアなんかで観れます。
ざっくりあらすじを紹介すると、主人公は外すことのできない仮面をつけた記憶喪失の青年ハクオロさん。
行き倒れているところをヤマウラの集落のエルルゥ、アルルゥ、トゥスクルさん達家族に拾われます。
文化レベル的には日本の戦国時代くらいな感じですが、ハクオロさんには何故か現代的な科学の知識があり、集落を発展させ、次第にみんなからの信頼を集めてリーダーのような存在になっていきます。
ですが平穏な日々は長くは続かず、のどかな集落はやがて大きな戦乱に巻き込まれていくことになります。その中でハクオロさんは自分の正体と、この世界の真実について知っていくことになります。
こうして書いてみるとなんか最近はやりの異世界転移ものみたいですね。
しかしうたわれるものが凄いのは、終盤で明らかになるハクオロさんの正体と世界観です。
これはもう完全なネタバレになるので深くは語れないんですが、この世界の成り立ちを知ったらきっと驚くことでしょう。見た通りの異世界って感じではないです。
登場人物がケモ耳ばっかりなのにも当然意味があります。
あと元がエロゲーとは言え、カッコイイ男キャラもたくさん出てきます。
この辺はぜひ実際にプレイして確かめてみてください!無料なので!
1作目でキレイに完結しているので続編の『偽りの仮面』が出た時には蛇足になるんじゃないかなあと思っていましたが、実際プレイしてみたらストーリーは消化不良だし本当に微妙な感じでした←
しかしその印象も、3作目の『二人の白皇』をプレイしたらガラッと変わりましたね。
渋谷109に広告が出るほど気合入ってました。
『散りゆく者への子守唄』からずっとスケールの広がった世界での新しいキャラクターたちのドラマは、笑いあり涙ありで十分に読み応えがあります。ボリュームもたっぷりです。実際3回くらい泣きました。
『二人の白皇』がすごいのは、終盤ここがクライマックスやなって思ったらまだ更に盛り上がるって展開が何回も来ることですね。
きちんと『二人の白皇』という一つの作品として満足度が高い上で、旧作とのつながりも大事にされています。
『偽りの仮面』は『二人の白皇』の前日譚だったととらえると、消化不良だったのもまあ納得できます。
元のゲームは3作とも物語を読み進めるアドベンチャーパートと、戦闘を行うシミュレーションパートに分かれていましたが、スマホ版ではアドベンチャーパートのみになっています。戦闘中に会話があったり話が進むこともあったんですが、おそらくそういう部分はアドベンチャーパートに新たに組み込まれていると思います。
ただ、戦闘中のセリフや演出が物語としても印象的なアクセントになっていることも多かったので、さすがにその辺は再現しきれていないと思います。
興味を持った方は、PSvitaやPS4でプレイしてみることをオススメします。戦闘パート自体も普通に面白いですしね。
ではまた!
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