なんかまた新しいイベントやってたのでちょっとだけ戻ってきました。
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— 【公式】 遊戯王 マスターデュエル (@YuGiOh_MD_INFO) March 2, 2023
デュエルトライアル!
レンタルコンペティション1
開始!
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今回使用できるのは、「E・HERO」「スターダスト」「希望皇ホープ」関連のカードが含まれたレンタルデッキです!
詳細はゲームをチェック!#遊戯王マスターデュエル pic.twitter.com/4i282bmsaN
初の「レンタルデッキしか使用できない」イベントです。
3種のデッキから好きなデッキを選ぶことができ、いつもみんなが使うようなデッキとは全く違うカードを使って楽しむことができます。
もちろん、理不尽な制圧カードや手札誘発もほぼ無いので、ストレスフリーに楽しむことができる神イベントです。
さらに、今回使用できるデッキは
遊戯王GXの主人公・遊城十代をイメージした融合デッキ『宇宙を救うHERO』
遊戯王5D’sの主人公・不動遊星をイメージしたシンクロデッキ『絆を繋ぐ星の粒子』
遊戯王ZEXALの主人公・九十九遊馬をイメージしたエクシーズデッキ『諦めない希望の翼』
を使用することが出来るので、私のように遊戯王アニメが大好きな方にとっては胸が熱くなるデュエルを期待できます。
アニメでは印象的な使われ方をしていたのに、実戦では正直に言って使い物にならないような性能のカードも、このイベントであれば窮地を救ってくれるキーカードになったりするのが非常に面白いですね。
なんですが、残念なことにこのイベントには致命的な欠点が存在していました。
それはどう考えてもテストプレイを一切していないであろうデッキ間のパワーバランスの崩壊っぷりです。
スポーツに例えるなら、
今回の遊星デッキは小学校低学年、
十代デッキは小学校高学年、
遊馬デッキは高校生くらいのレベル差があります。
その理由は、まず各召喚のやりやすさの違いにあります。
同じレベルのモンスターを並べればいいだけで、特殊召喚する方法も多彩なエクシーズ=遊馬デッキに比べ、
融合=十代デッキは指定された融合素材と融合系魔法カードを、シンクロ=遊星デッキはチューナーとチューナー以外のモンスターを並べる必要があります。
最新のカードプールなら多彩なサーチ等で容易に素材を揃えることができますが、カードパワーが抑えられた今回のデッキでは非常に困難です。
しかも、遊星デッキのシンクロモンスターはほとんどがチューナーを指定しており、場にモンスターが3~5体並んでいても何も出せないという状況もざらです。
結果として、攻撃力の低い下級モンスターで殴り合う原始時代のデュエルが勃発します。
まあこれはこれで懐かしい雰囲気で面白いかも…と思ってたところで、遊馬デッキから化物が飛び出してきます。
まるで子供たちが公園で遊んでいる所に現れてイキり散らかすたちの悪いヤンキーもどきのようです。
不幸中の幸いで、さすがにホープダブルは入っておらずこれといったサーチもないので2枚のRUMマジックを素引きされなければこいつが出てくることはありませんが、普通のホープにZWを装備されるだけでも十分な脅威です。
しかも、遊馬デッキはエクシーズ自体の安定感の高さに加えて、「もの忘れ」とかいう汎用的な妨害罠や、こちらからはほぼ突破不能の鉄壁「炎の護封剣」を使ってきます。
ちなみに、十代デッキが小学校高学年で遊星デッキが小学校低学年と差をつけた評価をしているのは、モグラが強すぎるからです。
実際に各デッキを使ってデュエルしてみたら、あまりにも各デッキの差があることはすぐに分かると思うんですが、テストプレイしなかったんでしょうか。それともテストプレイした上で、問題なしと判断したんでしょうか。それはそれでヤバいと思います。
考えようによっては、イベントに興味ない人は遊馬デッキを使ってさっさと3勝して終わってしまえるというメリット(?)はあるかもしれませんが、それは何か違うじゃないですか。
私はせっかくなので各デッキで1勝ずつするよう使いましたが、十代デッキ・遊星デッキで勝つまではなかなか時間がかかったのに対して、遊馬デッキは1発で勝利できました。
そんな感じで不満は大きいイベントでしたが、イベント趣旨自体はとても面白いもので、各デッキのバランスさえ適切ならかなり楽しめると思うので今後も定期的にやってほしいですね。
構築済みで、デュエルスピードもゆったりなので初心者を誘いやすいというのも良いですね。
まあ誘う友達はいないんですけど。
なんにせよ、この前のレジェンドアンソロジーと言い、マスターデュエル運営さんがガチ環境だけではない別の遊戯王の楽しみ方を提示しようとしてくれているのは悪くない傾向だと思います。
以上!
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