バトルコロシアム2022 夏の陣!でスキルドレインが話題になった件【遊戯王マスターデュエル】

ゲーム

先日、youtubeにて公開された『遊戯王マスターデュエル バトルコロシアム2022 夏の陣!』は皆さんご覧になったでしょうか?

この企画は、各業界(コスプレイヤー、音楽、お笑い、声優、VTuber、等々…)のデュエリストが8名集まり、真剣勝負で最強を決めるというトーナメントとなっています。

その中でも、第1試合のえなこさん対舞元啓介さんで舞元さんが使用したカード『スキルドレイン』が話題になりました。

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開幕から互いに増殖するGを投げ合い、それを『抹殺の指名者』で無効にするなど予想以上にガチなぶつかり合いが始まりますが、えなこさんのターンで鉄獣戦線(トライブリゲード)を展開しようとしたところで舞元さんが『スキルドレイン』を発動しました。

これがSNS等の一部で炎上してしまったそうです。

Twitterでは「スキルドレイン」がトレンド入りもしていたそうですね。

実際には炎上と言っても批判する声と擁護する声が両方あり、動画公開から数日たった今では擁護派が大半のように見受けられます。

 

批判されてしまった理由としては、

・強力なカードでえなこさんの動きをを封じてしまったこと

・こういう場でそんなカードを使うな

ということが主なようです。

個人的な印象では、かわいいコスプレイヤーであるえなこさんをオジサンの舞元さんがイジメるような構図に見えてしまったのも問題だったのかなと思います。

さらに、スキルドレインを使った後の舞元さんも事故っていたようでしばらく動くことが出来ずお互いにほとんど何もできない停滞状態が続いて「見ていて面白くない」ことになってしまったのもまずかったと思います。

しかしこれが本当にスキルドレインだけのせいかと言うと疑問が残ります。

 

えなこさんは、遊戯王史に残る激ヤバ制圧カードで紙では禁止カードにも指定されてる『真竜皇V.F.D』が好きだと公言している危険思想の持主で、今大会でも『鉄獣戦線(トライブリゲード)』というガチデッキを使用しています。

 

『鉄獣戦線』は最近でこそ徐々に見ることが減ってきていますが、リリース当初から一線級の強さと安定感を持ち続けている超強力デッキです。

なのでおそらく、舞元さんがスキルドレインを使わなければえなこさんが一方的に圧倒して舞元さんは何もできない、という逆の展開になっていたと思われます。

事実、他の出場者の方々も相当にガチなデッキを使用していて一方的な試合展開になっているデュエルも多かったように思います。

そういうガチデッキに対抗するために必要なのが『スキルドレイン』のようなメタカードなわけです。

 

だから結局、舞元さんが悪かった所は一つもないのですが、強いて挙げるとしたらデュエルを停滞させて面白みのない場面を見せてしまったことでしょうか。

しかしこれも、この大会が真剣勝負を謳っていて、遊戯王が運要素が大きく絡むゲームである以上仕方のないことだと思います。

マスターデュエルを普段からプレイしている人なら分かると思いますが、ランク戦やDカップのデュエルなど見ていて面白いものではありません。

稀に一進一退の面白い攻防が見られることもありますが、運任せの一本勝負でそれを期待するのは難しかったように思います。

 

ちなみに、紙の大会では基本的に2本先取のマッチ形式になっていて、デュエルの合間に15枚のサイドデッキと使用するカードを好きに入れ替えることができ、敗北した方が次戦の先攻/後攻を選ぶことも出来るのでコイントスによる有利/不利もある程度は是正されます。

マッチであれば今回の『スキルドレイン』のように、相手が自分のデッキにとって致命的なカードを使用していることが分かれば『ハーピィの羽根帚』や『ライトニング・ストーム』『ツイン・ツイスター』等のバック除去系カードを増やして対策することが出来たのですが、今大会は一本勝負となっていたのでそうした攻防は見ることができませんでした。

なので相手の使用デッキが自分と相性の悪いデッキなら始まる前から不利という、普通以上に運要素が高いことになっています。

 

各業界からデュエリストが参加ということで、「魅せるデュエル」を期待した視聴者と真剣勝負という運営側のコンセプトが致命的に噛み合っていなかったと言えます。

しかしそれでも、このバトルコロシアムという企画を見ていてある程度面白いと感じることができるのは、実況解説や参加しているデュエリストの皆さんの力だと思います。

 

まとめると、批判としては「こんなところでスキルドレイン使うな」ではなく「こんなところで遊戯王するな」という方が正しいのではないでしょうか。

デュエル自体を見ていて面白いものにするには、独自のレギュレーションを設定するとか運営側があらかじめパワーバランスを調整したデッキを配るとかそういうことが必要だったんじゃないかと思います。それでも運が絡むことは避けられませんが。

やはりマスターデュエルがe-sportsとして普及するのは厳しそうだということが改めて浮き彫りになった気がしますね。

 

決勝戦は舞元啓介さん対四千頭身・都築 拓紀さんのカードで、2022/8/21 20:30よりプレミア公開される予定です。

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ここまでネガティブなことを書いてしまったかもしれませんが、決勝戦では見応えのあるデュエルを期待したいですね。

 

以上!

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