ひぐらしのなく頃に業 第14話 猫騙し編 其の壱【感想】

ひぐらしのなく頃に

ひぐらしのなく頃に業 第14話 猫騙し編 其の壱

あらすじ

圭一たちの活躍で沙都子は叔父である鉄平の元から助け出された。
運命のサイコロに導かれる未来は、梨花が切望した結末へと向かっているかに思われたのだが……。

 

 

年が明けて第2クール突入となり猫騙し編が開始となりましたが、冒頭の内容は前回の祟騙し編のクライマックスを梨花の視点から見たような話でした。

これまでの各編それぞれ完全に独立していたのとは全く異なる開幕で、いよいよ解決編のスタートといった感じですね。


前回はレナがおかしくなったか、嘘を言っている可能性も考えてましたが、どうやら本当に大石がおかしくなって銃による虐殺を行ったようです。

首をかきむしっていたので雛見沢症候群のL5を発症したと見て間違いないでしょう。

これまで症候群の予兆がなかった人が突然L5になるのは、旧作でも毎回富竹がお注射されて起きていたので不思議なことではないですが、問題なのは誰が注射をしたのかですね。

大石が境内に現れた際にボコボコになったバットを持っていましたが、直前でバットが登場したところといえば鉄平と圭一の殺し合いの場面です。

ミスリードの可能性もありますが、大石が直前に北条家に立ち寄っていたのだとするとやはり沙都子が関わっていそうな感じがします。でもあからさまに怪しすぎて逆にないんじゃないかなって気もするんですよね。

何より、みんなで信じあって協力するのが運命を変える唯一の方法なんだよみたいな話だったのに部活メンバーの中に悪者がいるのは悲しすぎるのでないと思いたいです。

 

過去の雛見沢が悲劇のループを繰り返していたのは、それを望む者の=鷹野の強固な意志があったからで、鷹野の目的にとって最も邪魔な富竹が毎回殺されるのは後から考えたら当然のことだったわけですが大石がL5を発症したのは旧作含めても祟騙し編が初めてのことです。

なので業でも鷹野のような、強い意志を持って悲劇を導こうとしている者がいるのだとすれば大石が発狂したことはその目的とは無関係なのだとも考えられます。

裏を返せば、これまでの鬼隠し編、綿騙し編、祟騙し編で共通して起こったことには黒幕の意志が関係しているということになります。

というわけで、これまでの3編で各メインキャラクターがどんな結末を迎えたのかを整理してみると(一部真相が不明なものや幻覚などの可能性のあるものもありますが、基本見たままでとらえています)

 

前原圭一

鬼騙し編→発症したレナと殺しあった末、生存

綿騙し編→魅音によって監禁された後に救出され生存

祟騙し編→北条家で鉄平に襲われ重傷を負うも生存

 

竜宮レナ

鬼騙し編→雛見沢症候群を発症して圭一を殺しにかかるも反撃にあい死亡

綿騙し編→ほぼ蚊帳の外で生存

祟騙し編→大石乱心の際、人ごみに流され現場を離れて生存

 

園崎魅音

鬼騙し編→ほぼ蚊帳の外で生存

綿騙し編→園崎邸に襲撃に来た山狗部隊(?)を迎えうち、その後沙都子と共に死亡(発症していた?)

祟騙し編→発狂大石により銃殺

 

園崎詩音

鬼騙し編→未登場

綿騙し編→園崎家地下の井戸で死体で発見

祟騙し編→発狂大石により銃殺

 

北条沙都子

鬼騙し編→梨花と共に何者かに包丁で刺され死亡(自殺の可能性もあり)

綿騙し編→園崎邸で魅音とともに死亡(なんで園崎邸にいたのか不明)

祟騙し編→圭一を北条家に連れ込んだ後境内に戻り発狂大石によって銃殺(直接の描写なし)

 

古手梨花

鬼騙し編→沙都子と共に何者かに包丁で刺され死亡(自殺の可能性もあり)

綿騙し編→便槽に押し込まれた死体で発見

祟騙し編→発狂大石により撲殺

 

富竹ジロウ

鬼騙し編→綿流し後行方不明

綿騙し編→綿流しの日に鷹野と共に軽トラを奪取し逃亡、その後行方不明

祟騙し編→綿流しの日に鷹野と駐車場にいる所を目撃されその後は不明

 

鷹野三四

鬼騙し編→綿流し後行方不明

綿騙し編→綿流しの日に富竹と共に軽トラを奪取し逃亡、その後行方不明

祟騙し編→綿流しの日に富竹と駐車場にいる所を目撃されその後は不明

 

入江京介

鬼騙し編→未登場 (診療所改装)

綿騙し編→未登場

祟騙し編→沙都子救出後の動向不明

 

大石蔵人

鬼騙し編→行方不明になった富竹と鷹野の捜査をしていた

綿騙し編→圭一に事件の顛末を話す

祟騙し編→発症して銃乱射の大暴れ

 

こんな感じですね。

この中で、毎回同じような顛末を辿っているのが

圭一→毎回生存

梨花→毎回死亡

沙都子→毎回不可解な状況で死亡

富竹、鷹野→毎回行方不明

ってところですね。ちょっとわざとらしい書き方しちゃいましたが、この中で特に気になるのが圭一と沙都子です。

沙都子は毎回どういう状況でどういう理由で死んだのか全くわかりません。

そして毎回生き残っている圭一ですが、祟騙し編では沙都子に連れていかれたせいで重症を負ったようにも思えますが見方によっては、前回レナが言ったように沙都子のおかげで大石の凶行から逃れることができたとも考えられます。

黒幕なのかどうかは別にして、沙都子がループしてる、あるいは他のカケラの記憶を保持しているというのは高確率でありそうに思えますね。

 

そして今回梨花が手にした鬼狩柳桜(おにがりのりゅうおう)のカケラは、「死が新たな始まりにしかならないものを殺す刀」みたいな感じの、つまりループを終わらることのできる武器です。

それを誰に対して使うべきなのか羽入ははっきりとは言わず梨花は自分に使って自殺するためのものと解釈しましたが、これはミスリードで梨花の他にもループしている者がいることを示唆しているような気がします。

 

そしてさらに毎回同じ行動ような行動をとっているのが、富竹と鷹野ですがこれが毎回綿騙し編のように何者かから逃げているのだとしたら、旧作で富竹が毎回注射を打たれていたように何者かの強い意志が関与していると思われます。

この2人が逃げなければならない状況にいるのなら、入江はどういう状況なんだ?ってのも謎ですよね。

入江は基本的には善人ですが、どこか優柔不断なところもあるのでトウキョウの別勢力が暗躍して入江を抱き込んで暗躍してるとかはありそうな気がします。

 

結局何か分かったんだか何も分かってないんだかって感じですが、梨花もループの記憶を保持できるようになりいよいよ反撃開始といった感じなので次回からも楽しみに観ていきたいと思います。

 

以上!

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