遊戯王と言えばネタバレ予告という風潮 神次回予告4選~ZEXAL編~

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アニメ遊戯王シリーズの次回予告と言えば、あの伝説の遊戯王デュエルモンスターズ第128話『城之内死す』に代表されるネタバレ予告が有名ですよね。

 

いったんここで振り返ってみましょう。

杏子「やめて!ラーの翼神竜の特殊能力でギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、闇のゲームでモンスターと繋がっている城之内の精神まで燃え尽きちゃう!お願い!死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの?ライフはまだ残ってる。ここを耐えればマリクに勝てるんだから!次回『城之内 死す』デュエルスタンバイ!」

 

この盛り上げて盛り上げて、一瞬で叩き落す感じがもう異次元の芸術です。何度聞いても飽きが来ません。もしかしたら100年後の国語の教科書とかに載ってるかもしれません。

この城之内死すだけやたら有名ですが、DMだと個人的には海馬対ペガサスが佳境の第27話の予告も好きです。

杏子「ついにペガサスの切札トゥーンワールド登場!トゥーンになったペガサスのモンスターは海馬君の攻撃を一切受け付けない!更に、奪ったブルーアイズまでトゥーンモンスターにして海馬君を苦しめる。ちょっと!いくらデュエルモンスターズの生みの親だからって自分だけそんなカード持ってるなんて卑怯よ!次回『海馬散る!無敵のトゥーンワールド』デュエルスタンバイ!」

 

『城之内死す』の上げて落とす芸術技には負けますが、「もう全部言っちゃってるじゃん」度だとこちらに軍配が上がります。

 

そんな遊戯王の次回予告ですが、DM以降の歴代シリーズでもその魅力は健在です。

というわけで今回は、独断と偏見で選んだ遊戯王ZEXALの神ネタバレ次回予告4選をご紹介していきたいと思います。

※当然この記事自体がネタバレの塊なので、これからゼアル観るよって人は全146話を先にちゃんと視聴してくることをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではまずその1

遊馬・アストラルと因縁を持つ、闇アストラルとも言えるNo.96との決戦を迎えた第111話

アストラル「諦めない心。恐れず前に進む勇気。遊馬が持つ、信念を貫き通す力。だからこそ、私はそれを守らねばならない。例えこの命、尽きようとも…」

遊馬「こんなところで負けてたまるか!」

アストラル「ホープよ、私たちに希望を照らせ!」

遊馬「次回、遊戯王ZEXALⅡ『終焉のとき…相棒(とも)に託した絆』オレは嫌だっ!アストラルー!」

 

予告がほぼほぼ死亡宣告です。遊馬・アストラルの2人は辛くもNo.96に打ち勝ちますが、アストラルは道連れにされ消滅してしまいます。しかも割としっかり目に遺言を残していくし小鳥はすすり泣いてるし普通に悲しいシーンでした。

 

その2

バリアン七皇のリーダーとして目覚めたシャーク、改めナッシュを引き留めるために決闘を挑むⅣ。

互いに一番のファン同士(?)の熱すぎるデュエルのクライマックスとなる第126話

アストラル「一人、また一人と仲間が散っていく。胸の内に高まる嘆きが、Ⅳを激しく激昂させる!そして、渾身のドローが2人の運命を決めようとしていた!」

小鳥「気が付いたのね!遊馬!」

遊馬「それってどういうことだよ!?」

Ⅲ「遊馬、君にはもううんざりなんだ!」

ナッシュ「来いよⅣ!地獄で仲間に会わせてやる!」

遊馬「次回、遊戯王ZEXALⅡ『さらば友よ…虚空へ散る想い!!』」

ナッシュ「これがオレの背負ったバリアンの天命だ」

もう一言目から誰か散っています。この辺は仲間たちはどんどん散っていくし、敵になったナッシュもナッシュで元仲間たちへの情を捨て去るために苦悩しつつもあえて非常に徹していたりでなかなかヘビーな展開なんですが、その鬱さを跳ね飛ばすくらいでデュエルがアツいんですよね。

Ⅳは新たな切札である『RUM アージェント・カオス・フォース』を存分に駆使してなんと3体ものカオスナンバーズを繰り出します。そもそもRUMの演出が好きってのもあるんですが、このナッシュ対Ⅳのデュエルは個人的に全シリーズ通しても五指に入るくらい好きです。デュエルの結末は予告の時点で虚空に散っちゃっているのでお察しですが…

ちなみに簡単に散るとか言ってますが、この辺は比喩とかじゃなくて負けたらガチで散っていきます

 

その3

戦いを止めるためにバリアン世界へ向かった遊馬、ヌメロンコードの鍵を求めて月へ向かったカイトを追う七皇を足止めするためにⅢとVが銀河眼の使い手ミザエルへ決死のデュエルに挑んだ第128話

アストラル「タキオンドラゴンを封じたVとⅢはダイソン・スフィアをカオス化させ強固な布陣を築き上げる!勝負が決しようとしたまさにその時…!」

ナッシュ「その力…!まさかお前、ギラグ!」

遊馬「このままだとあいつらは…!」

アストラル「行ってはならない、遊馬!」

Ⅲ「君に出会えて本当に良かった」

遊馬「次回、遊戯王ZEXALⅡ『別れの涙…超銀河眼の時空龍(ネオ・ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)の暴威!!』やめろ…!Ⅲィー!」

 

誰かV兄さんにも触れてあげてほしい…

このあたりはもう、予告の映像中で常に小鳥と遊馬が泣いてます

遊馬を進ませるためにあえて厳しい言葉で突き放すⅢの健気さはもはや真ヒロインの風格と言ってもいいかもしれません。

デュエルでは、バリアン七皇の使う強力な切札『RUM 七皇の剣 (ザ・セブンス・ワン)』に早くも対抗策を繰り出すVとⅢの実力の高さが伺えますが、ミザエルとネオタキオンドラゴンの圧倒的な力はそれをも上回り、あえなく2人は散ってしまいます。

ミザエルもミザエルで、2人のことを「誇り高き兄弟」と認めていたり敵ながらカッコいいキャラなんですよね。

ちなみにこの辺から、「全て壊すんだ」でおなじみの神ED曲『Challenge the GAME』で追悼映像が流れるようになります。

 

笑わせたいんだか泣かせたいんだか分からない特異なセンスが光る特殊EDは必見。

 

その4

ドン・サウザンドの力を得てナッシュに反旗を翻したベクター対ドルべ・メラグ。そしてベクターに操られたギラグとギラグを正気に戻そうと奮闘するアリトのデュエルが同時に佳境を迎えた第133話

遊馬「ドルべの想いを胸に、メラグはベクターへ立ち向かう。カオス化するソウル・マリオネッターが現れると、戦いは最終局面へ突き進もうとしていた。」

メラグ「彼の志は、私が…」

遊馬「お前は、ポン太!」

アストラル「アリトの狙いは…まさか!」

ナッシュ「オレの命はくれてやる、ベクター!」

遊馬「次回、遊戯王ZEXALⅡ『別れは刹那…哀し兄妹の宿命』」

メラグ「お願い凌牙…あなただけは…」

 

ナッシュの叫びが悲痛すぎてもう…

前話で一足先に散っていたバリアンの白き盾ことドルべさんの献身も空しく、予告の時点で既にもうメラグは敗北したかのような雰囲気です。

ナッシュ(凌牙)とメラグ(璃緒)の兄妹の悲惨な運命もそうですが、自分を犠牲にギラグを救ったアリト、そしてそのギラグもが身を挺して遊馬を守るという男同士の友情も涙なくしては見られません。

視聴者も思わず「絶対に許さねえ!ドン・サウザンド!」と言いたくなってしまう

ちなみにこの回のEDでは、先に逝っていたドルべも含めてアリト・ギラグ・メラグの計4人の追悼が同時開催されます。

 

番外編

ここまで終盤の話ばかり紹介してきましたが、序盤にもちゃんと遊戯王らしい予告はあります。

Ⅲの操る紋章の力で遊馬からかっとビングが奪われ、アストラルも封印され大ピンチで迎えた第48話

アストラル「紋章の力によりかっとビングを失った遊馬。その瞳から闘志は消え、諦めず、チャレンジする気持ちもなくなった。そしてこの私も…」

遊馬「くああああああああ」

アストラル「思い出すんだ!遊馬!」

遊馬「僕は、デュエルをサレンダーする…」

アストラル「これが、私の最後の力だ!」

遊馬「次回、遊戯王ZEXAL『アストラル、死す…!?』」

アストラル「遊馬、諦めるな!」

伝家の宝刀「死す」シリーズはZEXALでも健在でした。死ぬの!?ってのもそうですが遊馬がかっとビングを失って諦めてしまうっていうのもなかなか衝撃的な展開でしたね。

ちなみにこのデュエル中にかっとビングもアストラルも復活しますが、やはり遊馬と小鳥は号泣してました。

 

今回これ書くにあたってZEXALけっこう見返したんですけど、だいたい小鳥は泣いてた気がします。

予告だけ振り返っても、ゼアルの濃厚なストーリーには胸を揺さぶられるものがありますね。

 

ゼアルをまだ観てないって人も、昔観たきりでしばらく見返してないって人も、これを機にまた見直してはいかがでしょうか。

 

以上!

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