今更だけどアルドノア・ゼロ観た【感想】

アニメ

最近またスパロボDDをちょいちょいプレイしてることもあって、前々から放置していたアニメ『アルドノア・ゼロ』全24話を視聴しました。

「なんか主人公ぱっとしないけどロボはカッコイイなー」って感じでずっと微妙に気にはなってたんですよね。

最近のアニメだと思ってたら2015年だったのでほんとに今更ですけど

 

 

で実際観てみたら話はめちゃくちゃ面白いし主人公・界塚伊奈帆をはじめキャラはみんな魅力的でとてもいいアニメでした。

というわけで感想書いていきます。

基本的には観たことない人向けのスタンスです。

 

あらすじは、

火星の開発が進んだ時代。

火星に移り住んだ人々は古代文明の超技術『アルドノア』を手に入れ、自分たちを『火星人』『ヴァース帝国』と名乗り、地球に残った人々=地球人との間の冷戦状態が続いていた。

そんな時、地球との和平を進めるために大使として地球に訪れたのがアセイラム姫(かわいい)。

そこでアセイラム姫が式典中に暗殺されるという大事件が起きてしまい、それをきっかけに地球対火星の全面戦争が勃発。

『アルドノア』を利用した火星の戦力は圧倒的で、地球上の主要都市は次々と制圧されてしまう。

正規軍が壊滅状態の中、

友達や姉を守るために戦闘用ロボット・カタクラフトに乗って戦うことになる地球人の高校生、界塚伊奈帆

地球人でありながらヴァース帝国に属する少年、スレイン・トロイヤード

実は変装して生きて延びていた姫、アセイラム・ヴァース・アリューシア

の3人を中心に物語は進んでいきます。

 

分かりやすく例えると

地球人=地●連邦

火星人=ジ●ン公国

みたいな感じです。

 

このアニメで個人的に一番好きなポイントはやっぱりロボットの戦闘シーンですね。めちゃくちゃカッコいいです。

何と言っても、このアルドノア・ゼロの戦闘の特徴的なところが

敵(火星)側はアルドノア・ドライブによって

バリア張ったり

ビーム撃ったり

重力操作したり

ロケットパンチしてきたり

激ヤバトンデモチートスーパーロボを使ってくるのに対して、伊奈帆たち(地球)側は特別な力のない量産機で戦うという絶望的な戦力差です。普通逆ですよね。

アルドノア・ドライブを搭載した火星のカタクラフトは、選ばれた37門の家系の軌道騎士にしか扱えない、騎士たちは互いにライバルでもあるので基本的に連携はせず単騎で攻めて来るという習性があるので、

大勢のモブ兵士たちが火星カタクラフトのインチキ能力に蹂躙される

→伊奈帆が敵の能力・弱点を分析して対策

みたいなのが序盤の戦闘の流れになっていますね。(最初から一丸になって来られてたら瞬殺されてたと思います)

この「こんなやつどうやって倒すんだ…」っていう化け物みたいな相手を工夫して倒すっていうカタルシスがこのアニメの醍醐味なんですね。

一方で、せっかくの量産機で戦うって特徴があるのに活躍するのはほとんど伊奈帆だけでたまーに一部の名有りキャラがちょろっと働くくらいで、モブはほぼやられるだけに出てくるみたいになってたのがちょっと残念でしたね。

対策と戦術で勝つと言っても、「結局これ伊奈帆くんの操縦技能が超人すぎない?」とか「同じ機体なのにモブに比べて装甲丈夫じゃない?」みたいなとこは多かったです。まあある程度はしょうがないんでしょうけど。

脚本に虚淵玄さんが携わっていますが、心配してたほど名有りキャラは死なず代わりにモブキャラが毎回ゴミのように死んでいました。

一応、舞台背景として伊奈帆たち高校生も火星との戦争に備えた訓練は受けており、その中でも伊奈帆は優秀だった、正規軍でも火星軍相手の実戦経験は皆無っていうギリ無理のない設定にはなっています。

加えて火星は超技術、地球は人口と資源っていうそれぞれの強みがあるので地球人モブ兵士がゴミのようにやられていくのは当然だったりもします。

 

後半に進むにつれて最初の頃の戦闘のワクワク感ってのは次第に薄れてしまうんですが、その代わりに純粋なロボ同士の殴り合いのアクションだったり、どんどん複雑化していく人間関係のドラマだったり他の部分での面白さが増していくので最後まで見ごたえは十分でした。

 

一個物足りなかったところで言えば、一番の主人公ポジションのはずの伊奈帆のキャラの掘り下げがスレイン、アセイラムに比べてあんまりなかったってところですね。好き嫌いは置いといて、キャラクターとしての個性というか、生きてる感が薄いんですよね。対してスレインはめちゃくちゃ生きてる感あってとても魅力的なキャラでした。あんま好きではないけど

2人に比べて伊奈帆の内面の感情描写や過去の掘り下げがあんまりなかったのは、語られるような特別な過去のない普通の高校生だったからって解釈してるんですが、それにしては能力やメンタルがあまりにも卓越していました。

また、スレインとアセイラムにとっては父、あるいは祖父の存在が非常に重要な意味があったのに対して伊奈帆は最初から姉との2人暮らしで両親については一切触れられてません。伊奈帆の精神性にはそのへんも関係してそうな気がするんですが、本当に触れられないので分かりません。

全24話ということを考えると仕方なかったとは思いますが、クライマックスの展開も唐突感のある部分があったので、もっと話数があれば更に面白くなってたんじゃないかなとは考えてしまいますね。

 

ストーリーについては賛否あるかもしれませんが少なくとも、ロボットの戦闘の面白さは間違いないので気になってる方は是非一度観てみてください!

以上!

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