逆襲の武御雷 MUV-LUV ALTERNATIVE マブラヴオルタネイティヴ第四話『仲間』【感想】

2021秋アニメ

マブラヴオルタネイティヴ第4話『仲間』が放送されました!

あらすじ

2001年11月24日。総合戦闘技術評価演習を優秀な成績でクリアした白銀武たちは、いよいよ戦術機操縦訓練へと移った。初めてのシミュレータで前人未到のスコアを叩き出す武。高く評価された武たちには訓練用の戦術機が充てがわれることとなった。そして訪れた格納庫で武は、この国で唯ひとつ―将軍専用の戦術機を目撃するのだった。
脚本:イシノアツオ / 絵コンテ:斎藤 久 / 演出:曽根利幸 / 総作画監督:谷 拓也、つなきあき / 作画監督:緒方浩美、安達祐輔、吉田和香子、山村俊了、小澤和則、清水勝祐、上西麻耶、和田伸一

今回は初っ端から水着お披露目のサービスシーン。おそらく最初で最後のキャピキャピしたシーンでしょう。

そして評価演習に合格したことで、武たち207訓練小隊は戦術機の訓練に突入。

吹雪(TST-Type97)のナイフシース展開シーンがめちゃくちゃカッコいい。

やっぱり戦術機(ロボット)へのこだわりはかなり感じますね。

2話3話の超スピード展開も、早く戦術機の動きを見せたかったからだと考えると納得です。

そしてこだわりと言えば、吹雪と一緒に横浜基地へと搬入された紫の武御雷(TSF-Type00R)

横たわった状態で搬入されて、カバーを剥がすと各部センサー類にビニールが貼られている様子は某名作劇場アニメのワンシーンを彷彿とさせます。

相当気合入れてますね。

そして新キャラクターの月詠さんとシリアスな三バカ

厳しい人ながらも、PX(食堂)で先任少尉に食って掛かった武ちゃんをかばってくれました。

でもこれ一見すると「月詠さんいい人やん!」って感じのシーンですが、

少尉の方からすると

国連軍基地に他所の軍隊である帝国軍の機体が搬入されて貴重な整備の人員や格納庫のスペースを占有されて、それに文句を言おうとしたらこれまた余所者の帝国斯衛軍が『権力』を傘に着て上から目線で理不尽な説教を垂れてくるという

なかなかムナクソ悪い話でもあるんですよね。

 

この世界の日本には征夷大将軍という役職がまだ残っていて(元々天皇だったけどいろいろ問題あるから将軍に設定が変わったとか)、それを守るための独立武装組織が帝国斯衛軍です。

当然実力の高いエリートな上、生まれも基本的に武家出身の身分の高い人たちで構成されています。

服と戦術機は身分の高い順に色分けされていて、上から紫(将軍専用)、青、赤、黄、白で一般家庭出身は黒となっています。

トータル・イクリプスに登場した篁唯依も斯衛で(国連軍に出向)、黄色の位です。

 

こういう、立場の違いで全く違う二面性が見えてくるっていうのがマブラヴという作品においては重要なテーマになっていますね。だからこそ、自分の軸となる「立脚点」をどこに置くのかが大事なのだということが後のストーリーで語られてきます。

まあゲームをプレイした当時はそんなこと全く気付かずに「こっちの月詠さん優しいとこあるやん…」とか思ってたんですけど

 

上官に逆らった武は、仲間たちの嘆願でお咎めなしに。ここがサブタイトルの『仲間』が指している部分だと思うんですが、正直この辺はダイジェストすぎてあんまり仲間の絆パワー的な物は特に感じませんでしたね。

 

 

そして武の夕呼先生への提案により、戦術機用の新型OS「XM3(エクセムスリー)」の開発がスタートします。

わりと時間をかけて説明していましたが、あの会話の中にも今後の展開に関わる重要なワードが出てきていました。夕呼先生は武ちゃんに甘いように見えて、全部自分の目的のため計算ずくでやってるんですよね。

ただやっぱり惜しいのが、アンリミテッド(前作)がないから新型OSが凄いって言っても旧OSとの差が見てとれるのだろうかってところですね。

既に出ている戦術機もいい動きをしているので、OSの差をアニメの動きでどう表現してくるのかは見物ですね。期待半分不安半分といったところです。

 

あとは今回、エクストラ(武が元いた普通の世界)の回想もチラッと出てきましたね。

純夏が喋ったのってもしかしてこれが初めてなんじゃないでしょうか?

新しい声もイメージに合ってましたね。

こんな感じでエクストラの回想も今後ちょいちょい出てくれると嬉しいです。

 

エクストラについては、やっぱり製作陣も重要なのは分かってるけどいろんなしがらみある中で試行錯誤してやってるんだろうなってのは感じます。

Blu-lay BOXの第一巻の特典がエクストラ世界を舞台にしたドラマCDってところでなんか察しました。

ここまでの回で、アニメではとにかく戦術機のカッコよさを前面に押し出すっていう方向性を感じられました。

おそらく次回は2班に分かれての戦闘演習&XM3のお披露目になってくると思うので、戦術機のアクションに注目していきたいと思います。

以上!

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