続いてもう一つの問題点②ゲームの良さとソシャゲのシステムが嚙み合っていない
についてです。
サクラ大戦シリーズの魅力って人によっていろいろあるとは思うんですが、女性キャラクターの魅力に負けない主人公のカッコよさってのが一つあったと思います。
あれだけ女性キャラがたくさんいる中で、大神隊長も神山隊長も個人的にそれぞれの作中で一番好きなキャラだったと言っても過言ではありません(ホモではないです)
しかしサクラ革命の主人公は自ら戦うことはないし個性も乏しく、あくまで他のキャラクターの引き立て役のような役割でキャラクターとしての魅力という点ではほぼ0でした。
何もできずにあせびの自己犠牲を見送るだけのとことかクソ情けなかったです。
これはサクラ革命が悪いというよりは、他のソシャゲでも基本的に主人公って個性を削ぎ落されるものなんでそもそも主人公を魅せるようにできてないんですよね。
いっそ主人公を戦闘に参加させられるユニットとしてしののポジションに置いとけばこれまでのサクラ大戦らしさってのは出せたんじゃないかと思います。
そしてサクラ大戦シリーズの大きな特徴である選択肢システム。
過去作では選んだ選択肢によってキャラクターの違ったリアクションが見られたり好感度によってエンディングが分岐したりなんてことがありました。
しかし周回前提の据え置きゲームと違ってソシャゲではストーリー分岐なんてことはできないので、間違った選択肢を選ぶと強制的に選びなおさせられるという「選択肢になってる意味あるの?」てことになっちゃってました。
特にそれを感じたのが序章で出てくる「吉良首相を信じる」か「なでしこさんを信じるか」という選択肢。これリリース直後に書いた記事でも言ったことなんですが
吉良首相を信じようとすると「この未来じゃだめだ!」みたいなこと勝手に言い出して無限に選び直しになるんですよね。
これはプラナたちBLACKを率いて物語を進めるか、しのたち帝國華撃団を率いて進めるかという重要な選択なんですがそんな大幅な分岐をすることはソシャゲではできないのでこういう残念なことになっちゃってます。
これがPS4とかで出てればBLACK側で進めることも選べて面白かったんじゃないかなって考えると、やっぱりそもそもソシャゲで出したのが間違いだったって思っちゃうんですよね。
噛み合ってないって話はそんなところです。
サクラ革命は6/30をもってサービス終了しますが、その後も機能限定版として遊べるようにしていくことも検討しているそうなのでまだ触ってない人は今からでもとりあえずインストールだけしておけばこの先も遊べる可能性があります。
ストーリーは面白いので、ちょっとでも気になってた人は是非遊んでみてください。
サクラ革命のサービス終了についてはだいたいそんな感じで、まとめると残念な気持ちではありますがソシャゲはもうすっぱり諦めてほしいというのが率直な願望です。
というわけであと気になるのは今後のサクラ大戦シリーズの展開です。
ソシャゲがヒットしたシリーズって、その方が稼げるからなのか製品版の新作が全然でなくなるような印象があるんですが失敗した場合ってどうなるんですかね?
シリーズ全体として見切りをつけられるのか、逆に再起を賭けて新作を出してくるのか。
サクラ大戦1で大神さんが隊長として認められて隊としてのまとまりができた上での2で新キャラ加入と新たな敵って展開がとても面白かったので、新サクラ大戦2も発売されることを期待してたんですけどどうなっちゃうんですかね。まあそもそも新サクラの売上が続編が見込めるレベルだったのかどうかも分からないんですけど
こういうパターンの前例知ってる人いたら是非教えてください。
以上!
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