【SSSS.GRIDMAN】 第9話感想

SSSS.GRIDMAN

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第9話 夢・想

あらすじ

記憶をなくした状態で、目を覚ました裕太そんな彼にアカネは、自分は裕太の彼女だと主張する。どうやら時間が巻き戻っているようなのだが…

 

 

感想

グリッドマンに勝てないアカネは、裕太、内海、六花の3人を夢の世界に閉じ込めてしまいます。ずっとBGMのない独特な雰囲気の夢では裕太はアカネと恋人同士に、内海はアカネと怪獣について語り合う友達になっていました。六花だけは現実との違いが不明瞭でしたが、おそらく六花とアカネの出会い方が変わっている点ではないかと思います。アカネと六花の過去については何かあったと匂わせつつも詳細は不明ですが、夢の中では高校に入学してから出会ったとされているので何か意味のあることなんでしょう。あと六花にアカネ以外の友達がいなくなっていましたね。それぞれの理想の世界に閉じ込めて現実から排除する『天元突破グレンラガン』第26話の多元宇宙迷宮のような話でしたが、よく見るとこれは裕太たちではなくアカネの理想なんじゃないかなって気がします。自分が神様の世界で好き勝手やってるように見えるアカネですが、本当は彼氏も欲しいし趣味について語り合える友達も欲しいし、六花のことは独占したい。そういう思いがあるから神様なのに普通の高校生をしている。けどグリッドマンに邪魔をされ、夢の世界へ行ってもみんな夢であることに気づいて目覚めてしまう。「私はずっと夢を見ていたいんだ」というセリフからは、今までのアカネからは考えられない悲壮感が漂っていました。怪獣も倒されて「どうしたらいいの…」とつぶやくアカネ。なんだかめちゃくちゃかわいそうに見えてきました。

今回も裕太は目覚めるときに「俺たちには俺たちにしかできないことが、やるべきことがある」と言っていましたが裕太たちのやるべきことっていったいなんなんでしょうね。この世界がアカネがコンピューターワールドの中に作った世界であるなら、そこでアカネが何をしてたって自由なわけじゃないですか。なのでただ怪獣を倒してアカネの邪魔をするだけというのは、やるべきことではないと思います。

 

今回の最後にグリッドマンが「まだ一人目覚めさせなければならない人間がいる」と言っていたように、裕太たちが本当にやらなければならないのはアカネを神様じゃなくて人間に戻す、つまり現実の世界に帰すことなんじゃないでしょうか。先週まででもそんな話の流れなんじゃないかという気はしてましたが今回で確信しました。

でもまだ全くの謎なのが、アレクシスの目的です。現状はアカネが神様をやる手伝いをしている風にしか見えませんが、明らかに何か別の目的を隠している怪しさがあります。グリッドマンがわざわざ出張って来ているからには、アカネ一人を社会復帰させること以外にも重要な使命があるはずです。

残り話数も少なくなってきましたが、今後さらなるどんでん返しがありそうでまだまだ目が離せません。

 

ではまた第10話の感想で!

  

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