【洋ドラ】THE BOYS ザ・ボーイズ シーズン2 第8話(最終話)【感想】

ザ・ボーイズ

 

 

ついにザ・ボーイズ シーズン2も最終回を迎えました。

先週までは、あと一話ではとうていまとまらないだろうと思ってましたがなんかわりとすっきり(?)終わりましたね。

 

前回ラストの公聴会の惨劇の結果は、スーパーヴィランから国民を守るためにもっとコンパウンドVとヒーローが必要だという世論の後押しになってしまいました。

もうボーイズたちに打つ手なしかと思いきや、まさかのAトレインがストームフロントとナチスの繋がりを示す証拠を提供してきたことでまた戦うための武器を手に入れます。

Aトレインにとっては、自分のセブン復帰の障害となるストームフロントを排除するという打算あってのことですがここに来て協力してくるとは予想外でしたね。

 

ストームフロントとホームランダーに息子ライアンを奪われてしまったベッカは、あの隔離場所からどうやって抜け出して話に絡んでくるのか分かりませんでしたがなんか普通にブッチャーのとこに助けを求めに来ましたね。このへんはまあ尺の都合なんでしょうか。

 

 

そしてブッチャーはヴォートのトップのエドガーと取引して、ライアンの居場所の情報を得る代わりにライアンを救出したらヴォートに引き渡す約束をします。

ヴォートにとってもライアンはホームランダーに対する抑止力として確保しておきたかったってことですね。

というかずっと疑問でしたが、たぶんホームランダーが開き直って自分の人気とか気にせずやりたい放題し始めたらライアンに期待する以外手の打ちようがないってことですよね。公聴会が台無しになったことである意味助かったのかもしれません。

 

そしてライアンを確保したブッチャーは、エドガーとの約束を反故にしてライアンをベッカと一緒にCIAに保護させることにしました。

ブッチャーはライアンとベッカを引き離したかったはずなのにベッカの気持ちを尊重したのは、外道のようになってしまったブッチャーにも良心が残っていたようで嬉しかったですね。まんまと騙されてホームランダーの八つ当たりの犠牲になってしまったヴォートの特殊部隊の人たちは可哀そうでしかないですけど。

 

ストームフロントはザ・ボーイズの作戦で正体が世間に暴露されて大バッシングを受けることになりました。SNSを利用して人気を伸ばしてきたストームフロントがSNSの炎上で転落していったのは皮肉でしたね。

怒ったストームフロントはついに実力行使に出て、やはりその力は圧倒的でキミコとスターライトのタッグでも歯が立ちませんでしたがそこでメイヴが参戦してきたとこには痺れましたね。全話通して一番頼りがいのある助っ人登場シーンだったと思います。

その後3人がかりでストームフロントをボコボコに袋叩きにしてたのは実にボーイズらしかったです。男連中はせっかく用意してたRPGも取りに行く前に爆破されて全くの役立たずだったのでもうザ・ガールズに改名した方がよかったかもしれません。

 

でも結局逃走したストームフロントにブッチャー、ベッカ、ライアンが追い付かれてしまったのはやるせなかったですね。やっぱりスカッとする展開では終わらせないのがこの作品らしい。

ベッカのピンチをきっかけにライアンが覚醒するってのは予想してましたが、それでベッカも犠牲になってしまったのはあまりにも哀しすぎる結末でした。

 

ベッカの命を奪ってしまったライアンを見つめるブッチャーの表情は鬼気迫るものがありましたね。ライアンを憎んでいるであろう気持ちと、ライアンを守ってほしいというベッカの最後の願いを叶えたいという気持ちがせめぎあったような複雑な心情が見てとれる名演でした。

 

そしてライアンを守る選択をしてホームランダーの前に立ちはだかった姿はめちゃくちゃカッコよかったです。

ライアンとの別れ際に、多くを語らずともベッカの形見のネックレスを託したところは血は繋がってなくとも父親の姿だったと思います。

 

戦いが終わり、ヴォートやホームランダーは騒動の責任の全てをストームフロントに擦り付け、メイヴの取引の甲斐もあってスターライトもセブンに復帰、ザ・ボーイズの嫌疑も晴れて(実際にやっちゃってることも含めて)自由の身になりました。

スターライトとメイヴの2人が目を光らせることで、ホームランダーはかつてのようなやりたい放題は(たぶん)できなくなり、気分次第で平気で人を殺すストームフロントも消えてひとまずボーイズの戦いもひと段落です。

 

頭パアンの犯人は結局誰なんだと思いましたが、最後の最後で反ヴォート勢力の中心人物ニューマン議員だったと明らかになりましたね。

これは全く予想できませんでした。

これまでの騒動の全てがこの人の掌の上だったわけですね。目的が単なる自分の政治家としての地位を上げるためだったのか他の目的があったのかは分かりませんが、能力者である以上親がヴォートと取引しコンパウンドVを投与させたか、Vの横流しでもあったか天然の能力者だったかになりますね。

 

ヒューイはニューマン議員の事務所で働きうことになったので、もしシーズン3があるとすればニューマンの秘密を知ってしまって再び立ち上がる展開になりそうです。

まあわりとすっきり終わっているのでシーズン3は来ないかもしれません。

 

シーズン3ではないですが、スピンオフはやるみたいですね。

『The Boys/ザ・ボーイズ』スピンオフ始動!今度の主役は若きスーパーヒーローたち

 

今度はヒーローたち目線の話みたいです。

ギャグとシリアスとグロの絶妙なバランスがボーイズの面白さだと思ってるんですが、シーズン2のヒューイたちは正直もうあんまり笑えないところまで行きついてしまっていたのでメンバーが変わってのストーリーとなるとまた新鮮な気持ちで楽しめそうです。

 

 

以上!

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