第9話 turbocharger
あらすじ
シールドを突破し、《ガドル》工場への潜入に成功したカブラギとナツメ。ところがターキーの裏切りにより、そこには《ゲーム警察》のフギンとムニンが待ち構えていた。
脚本 : 瀬古浩司 絵コンテ:青木弘安、立川譲 演出 : 青木弘康
総作画監督 : 栗田新一
作画監督 : 山口菜、若山和人、中山見都美、studioぱれっと 吉川佳織 作画監督補佐 : シュウ浩嵩
ついにガドルを全滅させましたね!
ついにというか、作戦開始してから完了するまで1話で終わってますけど。
ほんと毎回言ってますがスピード感がエグい
ジルが前回から引き続きあまりにも有能な上、カブラギとの接点は薄そうなのに一番協力的だったりと一体何者なんだという謎が深まってきてます。
実はジルって、矯正施設で初登場したキャラかと思いきや総集編で姿だけ登場してたんですよね。
この後ろ姿はどう見てもジルですよね。
この場面からすると、ジルはかつてデカダンス開発の中心人物だったのではないかと思われます。だとしたらゲーム警察にハッキングできるほどの能力にも納得できます。
バグ認定された理由が「デカダンスを開発する中でシステムのやり方に疑問を持ったから」とかであればシステムをぶっ潰そうとするカブラギに協力的なのも頷けます。
残り話数も少なくなってきたかと思いますが、ジルの過去が掘り下げられることはあるんでしょうか。
そして今回の一番の見どころはやはりサルコジの最期ですね。
ただ情けないだけで終わるキャラだとは思っていませんでしたが、ここまでの大戦果をあげるとは思っていませんでした。
サイボーグたちは見た目はコミカルですが、今回行われてたのはゲーム警察によるバグの大量殺戮でなかなかショッキングな内容でしたね。
ターキーも一見勝ち馬に乗って仲間を裏切る分かりやすい悪者感を出していたようですが、7年前にはカブラギと違ってシステムに逆らったからこそクソ処理場送りにされたわけで、この7年の間に何がターキーを変えてしまったのかと考えるとドラマがありそうですよね。
過去システムに逆らった自分やドナテロではなく、システムに屈したカブラギが今システムを潰そうとしているのが許せなかったんですかね。
単にクソ処理場が矯正施設としての役割をきちんと果たしていたとも考えられますが。
ドナテロは強化されたゲーム警察をさらに圧倒していてまさに規格外な戦闘力でしたね。カブラギはジェットで飛べたし、ターキーも尻尾を武器にしてましたし戦士部門として作られたサイボーグはデカダンスの中だけでなく本体の性能も戦闘に特化してるんですかね。
ゲーム警察以外のサイボーグに戦闘力を与えるのはバグを助長してる気がしますがシステムのやることなんで何かしら意味があるんですかね。
現状でサイボーグが生身で戦わなきゃいけない状況なんて今回みたいな反乱でもない限りなさそうですが、案外ユーラシアの外の勢力とは敵対してたりするんですかね。
話が進めば進むほど世界観が広がっていって1クールで終わらせるにはほんとにもったいないと思います。同じ世界観の派生作品とかいくらでも作れそうですよね。
そしてラストで、GGS(ガドル・ジェノサイド・システム)によって全てのガドルを消滅させたわけですが、ここでパイプが映るのは「あーっ!」てなりましたね。
冒頭でパイプにごちそうを出してたのはてっきりカブラギがもう戻らない決死の覚悟をしてるからかと思ったんですが、GGSで全てのガドルが死滅する=パイプも死ぬから、最後に贅沢させてやろうというカブラギの計らいだったんですね。
もちろんナツメは全く気付いてないわけですけど。
これ私も全然気づいてなかったのでけっこうショックでしたね。
なんか動物とかペットの死ってだめなんですよね私。普通にキャラが死ぬよりなんかリアルじゃないですか。
子供の頃モンスターファームで初めて育てたモンスターが死んだときも号泣してました。
パイプはバグなので影響受けないんじゃないかって可能性もありますが、そもそもGGSがガドルにバグが起きたときの備えだと考えたらバグであるパイプこそ確実に死滅させられなきゃ意味ないですよね。
次回予告
なにやら不穏な雰囲気ですね。最後のナツメの表情が怖すぎます。
自分の生きている世界も自分自身も作り物だったなんて言われたら、どんな心境の変化があっても不思議ではないですよね。
まあカブラギとナツメが敵対するなんて理由は、ナツメがフギンに懐柔されでもしない限りないと思うのでまああり得ないと思います。
でもこんな表情してて引き続きカブラギと力を合わせて頑張るぞ!って雰囲気ではないと思うのでほんとどうなるのか想像つきませんね。
以上!
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