ストラクチャーデッキ『ヒーロー・ジェネレーション』で登場した装備魔法カード『フェイバリット・ヒーロー』、めちゃくちゃ強いですよね。
フィールド魔法が場にある時に限られますが、コンセントレイト並みの攻撃力アップに加えて連続攻撃もでき、さらに装備モンスターは効果の対象に取られなくなるという攻防備えたカードです。
レベル5以上のHEROを使っていればどんなデッキでも使えますが、一番使いやすいのは手軽に『E・HERO ブレイブ・ネオス』を特殊召喚できる『ネオス・フュージョン』を使ったデッキでしょう。
十代と二十代のスキル『新たな宇宙!』であれば最初からフィールド魔法を用意でき、ブレイブ・ネオスの攻撃力が装備なしでも3100、フェイバリット・ヒーローをつければ5100まで上がり好相性です。
最近はウィッチクラフトが流行ってることもあってこれくらいの攻撃力は普通に出てくるので、モンスター効果に頼らず攻撃力をアップできるのは非常に心強いですね。
ワンキル能力については、『月光紅狐(ムーンライト・クリムゾン・フォックス)』が7/21からリミット2に指定されたことで多少は下がりましたが、『ADチェンジャー』で相手の低攻撃力守備表示モンスターを無理やり攻撃表示にして大きな戦闘ダメージを与えるなど、まだまだ強力です。
とここまでは前置きで、
今回の本題は『フェイバリット・ヒーロー』の②効果
「自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
自分の手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を選んで発動する。」
についてです。
『フェイバリット・ヒーロー』の最も強力な①効果を使うにはフィールド魔法が必要になりますが、自分で用意できちゃうとかほんとに強いですよね。
フィールド魔法はスキルでも用意することは出来ますが、一度除去されてしまうとデッキに積んだ『フェイバリット・ヒーロー』が腐ってしまうので保険で1枚フィールド魔法をデッキに入れておき、いざとなったらこの②効果で出すのも有効です。
ではどのフィールド魔法を使うのがいいかって話ですが、ランク戦なんかだと『王家の眠る谷-ネクロ・バレー』をよく見かけますね。
確かに墓地利用を封じられるのは強いんですが、『ネオス・フュージョン』を使う場合自分も墓地での身代わり効果が使えなくなってしまったり、墓地に落とした『タスケルトン』などの効果が使えなくなってしまい自分の首を絞めてしまうパターンも多く見かけます。なので個人的にはあまりおすすめできないですね。
私のおすすめで実際に使っているのは、今だと『アンデット・ワールド』です。
参考までに使ってるデッキはこんな感じ。
主な理由は、「ウィッチクラフト」対策です。
『ウィッチクラフトマスター・ヴェール』の攻撃力を上げる効果は、「魔法使い族」が戦闘するときしか使えないので、これでアンデット族にしてしまえば圧倒的に戦闘が有利になります。
(モンスター効果を無効にする効果の方は普通に使えるので注意)
他にも『円融魔術(マジカライズ・フュージョン)』からの『クインテット・マジシャン』の融合召喚も邪魔できたり、「チューナ以外の魔法使い族」を指定している『フォーチュンレディ・エヴァリー』のシンクロ召喚を妨害したり、機械族モンスターをアンデット族にして『デスペラード・リボルバー・ドラゴン』を特殊召喚させなかったり、何かと役立ちます。
リミットレギュレーションが改訂される前は、『伝説の都-アトランティス』を使っていました。
水属性モンスターのレベルを1下げるので、「水晶機巧( クリストロン)』のシンクロ召喚を大きく阻害できます。リミットのせいでわざわざ対策するほどじゃなくなっちゃいましたが。
他に役に立ちそうなフィールド魔法というと、
指定した種族のモンスターは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンに攻撃できなくなる
光の護封陣
ブレイブネオスが効果破壊されたときにネオスを蘇生できる
遠心分離フィールド
相手のフィールド魔法の発動を封じる
クローザー・フォレスト
あたりは使いやすそうです。
変わったところだと、
ヴェノム・スワンプ
なんかは低攻撃力モンスターの多い超重武者とかに刺さるかもしれないです。ウィッチクラフトマスター・ヴェールも2ターンで破壊できます。すぐ蘇生されそうだけど。
ちなみに、『ネオス・フュージョン』による特殊召喚は融合召喚扱いではないので、融合再生機構の②効果は適応できないことには気を付けましょう。
融合カードも併用するデッキであれば有効に使えます。
あとは逆転の発想で、使いたいフィールド魔法をサーチするために『フェイバリット・ヒーロー』とネオスのセットを出張させるってのも面白いかもしれません。けっこう枠取るので構築が難しそうではありますが、エレメントセイバーなんかとも案外相性いいかもしれません。
こんなところです。とりあえずのネクロバレーもまあ強いんですけど、環境にあわせて選んでいくのがいいと思います。
よかったら参考にしてください。
以上!
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