Vシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』感想【ネタバレ注意】

仮面ライダー

本日2020/2/28からVシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』の期間限定上映が始まったので、早速観てきました!

新型ウィルスの影響が心配されていますが、私が行った劇場はほぼ満員でしたね。

わりと女性客が多かったのも(ぱっと見3割くらい)印象的でした。

感想を書いていきますが、映画中盤くらいまでの内容のネタバレがあるのでご注意ください!

とは言っても読んだ人が観たくなるような記事になればなと思ってます!

ストーリー
2018年9月──それぞれの進路を決めようとしている、ごく普通の高校生たち。 柔道でメダルを取る夢に向かって練習に励むゲイツ、「王様になる」などとふざけた夢を語るソウゴ。そして、ゲイツがひそかに恋心をいだくツクヨミ。 しかし、試合中に再起不能の怪我を負ったゲイツは選手生命を絶たれた。傷心の彼に、謎の青年がウォッチとドライバーを差し出して言う。 「私はウォズ。君を救世主に導くためにやって来た。そうでないと、常磐ソウゴが最低最悪の魔王として、その名を轟かせる」 さらに、クラスには海東大樹と名乗る転校生も現れ…… 入り乱れる陰謀、二重三重に張りめぐらされた罠。高校生たちが導かれていく先にはどんな未来が待っているのか?

まず物語の舞台は、完全にテレビ本編最終回の続きの世界になっています。

実は令ジェネを観ていなかったので少し不安だったんですが、全く問題ありませんでした。

リセットされた世界で普通の高校生として暮らすソウゴ、ゲイツ、ツクヨミたちがゲイツを中心に将来の進路に悩み成長し、再び仮面ライダーとして帰ってくるようなお話ですね。

雰囲気はわりとギャグも多めで(周りから笑い声が聞こえてくるような場面が何か所もありました)、でも真面目なところは真面目に、かっこよく決めるところは決めて、非常にバランスがよかったと思います。

こういう話って下手をすると本編の終わり方を台無しにしかねないですけど、この作品に関してはそういう嫌な感じは一切なかったです。

「自分たちで選び取る未来」っていうのが強調されていて、みんなが記憶をなくした新しい世界でもゲイツがまた仮面ライダーになる覚悟を決める過程は、短い上映時間ながら丁寧に描かれていました。

ソウゴやツクヨミの変身までの過程は正直わりと雑でしたが、さすがにそこまでやる時間はないので正解だったと思います。二人のキャラ的にもそれくらいのノリが合っていたのかなという気もします。

その分、ゲイツとの友達・仲間としての関りって部分では二人ともしっかり活躍していました。

後で書きますが、その過程でのレジェンドライダーの登場が実にいい味を出していました。

新しい世界での人間関係もオーラがゲイツ、ゲイツがツクヨミに片想いしていたり、スウォルツが教師でゲイツ達を進路指導室に呼び出したり新鮮で面白かったです。ウールは相変わらずオーラのパシりみたいなことさせられてたけど。

ちなみにこの世界だとツクヨミとスウォルツは兄妹でもなんでもないっぽいです。

レジェンドライダーからは

海東大樹/仮面ライダーディエンド

伊達明/仮面ライダーバース

照井竜/仮面ライダーアクセル

草加雅人/仮面ライダーカイザ

が登場しました。

最初は65分しか時間ないのに4人も出して大丈夫かって思いましたけど、全くの杞憂でみんなしっかり見せ場がありました。

それぞれの役どころとしてはこんな感じ

海東

目的は終盤まで謎でしたが、出てきていきなりゲイツの弁当のトンカツをパクったりといつもの海東でした。アナザーディエンドが敵として出てくることからみんな察しているでしょうが、ある意味今回の元凶。いつも人のもの盗んでばっかの海東が逆に盗まれるっていうのも面白かったですね。

伊達さん

柔道の試合で怪我をしたゲイツの主治医として登場。まず出てきたのが後ろ姿だったんですが明らかに普通の医者ではなさすぎて劇場内でも笑いが起きてました。

怪我をして自暴自棄気味なゲイツに「人生は何があるか分からないから面白い」とアドバイスします。

照井

柔道以外の進路として、スウォルツ先生から警察官を勧められたゲイツに、オーラの父(なんかすごい偉くて人脈が広いらしい)から紹介され登場。

ゲイツに「人生で大切なのは自分に何ができるか、ではなく誰のために何をしたいかだ」とアドバイスします。

草加

最近漫画化(仮面ライダー913)もされて話題の人。カッシーンの襲撃を受け続けるゲイツを護衛するよう海東から依頼されて登場しました。ゲイツとの直接の会話はありませんでしたが、救世主つながりで登場したんでしょうかね。Twitterの画像のセリフ見るまで救世主を名乗ってたなんて忘れてましたけど。555本編の初期にあった、すぐウェットティッシュで手を拭く癖も出てきててニヤッとしちゃいましたね。

草加と海東はあんまり人を導くって感じのキャラじゃないのでアレですけど、伊達さんと照井のゲイツとの会話シーンはかなり良かったです。

もともとこの二人のそれぞれの作品本編では、伊達さんは「自分の身体の手術代を稼ぐため」照井は「殺された家族の復讐のため」と、悪く言えば自己中心的な理由で仮面ライダーになっていました。でも二人とも仲間たちと戦ううちに、他の誰かのために戦うという違う目的を持ってライダーに変身するよう変わっていった経緯があります。

そんな経験から来る想いがゲイツとの短い会話の中にこもっていてちょとうるっと来ちゃいましたね。あと一応、ちゃんと4人とも変身しての戦闘シーンはあります。

そんなこんなでゲイツがどうやって仮面ライダーになる決意を固めるのか、今回のボス・アナザーディエンドの正体は誰なのか、ゲイツの進路はどうなるのか、気になる人は是非観に行ってください!

ただ、BDの発売も近いのでそれを待つのもアリです。今の時期人が集まる場所に行くのが嫌という人も多いでしょうし。

とにかくジオウ好きなら観て損はしないと自信を持って言える作品です!

終わり方も続きがありそうなのかどうなのか、どっちとも取れるような終わり方だったので今後の展開にも期待したいところです。

以上!

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