前回、烙印と組み合わせてみたABCデッキですが正直イマイチだったので、今回は勇者ギミック、そしてハリラドンの後釜として話題の「バリラドン」ギミックを組み合わせてみました。
「バリラドン」とは、素材指定の緩い機械族リンク2モンスターである『警衛バリケイドベルグ』を経由して、
機械族モンスター2体以上を素材として指定する『幻獣機アウローラドン』をリンク召喚してトークンを並べ、
そこから『幻獣機オライオン』をデッキより特殊召喚してシンクロ召喚に繋げていくギミックですね。
バリケイドベルグ自体にはハリファイバーのような展開効果はないので、別でもう一体アウローラドンの素材やその後のシンクロ召喚に使うチューナーを用意しなくてはならないため「ハリラドン」に比べるとかなり弱体化してはいますが、ABCと組み合わせることで弱体化をものともしない圧倒的展開力を発揮することが出来ます。
デッキレシピはこんな感じ。
●メインデッキ 40枚
■モンスター 22枚
ジェット・シンクロン ×1
増殖するG ×2
幻獣機オライオン ×2
灰流うらら ×2
屋敷わらし ×2
聖殿の水遣い ×1
A-アサルト・コア ×2
B-バスター・ドレイク ×3
C-クラッシュ・ワイバーン ×3
ネメシス・コリドー ×1
ユニオン・ドライバー ×2
流離のグリフォンライダー ×1
●魔法カード 16枚
ハーピィの羽根帚 ×1
おろかな埋葬 ×1
テラ・フォーミング ×1
アラメシアの儀 ×2
騎竜ドラコバック ×1
ユニオン格納庫 ×3
運命の旅路 ×1
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者 ×1
無許可の再奇動 ×3
●罠カード 2枚
無限泡影 ×2
■エクストラデッキ 15枚
ABC-ドラゴン・バスター ×2
超雷龍-サンダー・ドラゴン ×1
ルイ・キューピット ×1
アクセル・シンクロン ×1
ヴァレル・S・ロードドラゴン ×1
フルール・ド・バロネス ×1
クリフォート・ゲニウス ×1
I:Pマスカレーナ ×1
警衛バリケイドベルグ ×1
照燿の光霊使いライナ ×1
トロイメア・ユニコーン ×1
幻獣機アウローラドン ×1
召命の神弓 -アポロウーサ ×1
アクセスコード・トーカー
「『ユニオン・キャリアー』は禁止になりそうだから使ってないのに『流離のグリフォンライダー』使ってたら意味ないやんけ!」という気がしないでもないですが、実際使いたいのは『アラメシアの儀』で出す勇者トークンと『騎竜ドラコバック』のバウンスでグリフォンライダーはついでなのでセーフです。
よく遭遇するミラジェイドは破壊したり除外してしまうとエンドフェイズにこちらのモンスターを全て破壊してくるので、エクストラデッキに戻すことのできるドラコバックは重宝します。他にも厄介なモンスターや永続罠もバウンスできるので非常に使い勝手がいいです。
これまでのABCデッキでは、基本的に『ユニオン格納庫』か『無許可の再奇動(メイルファクターズ・コマンド)』がないと展開が難しかったですが、勇者トークンを絡めることで展開パターンが増えています。
例えば、手札に『B-バスター・ドレイク 』と『C-クラッシュ・ワイバーン』『アラメシアの儀』がある場合。
『アラメシアの儀』を発動して勇者トークンを特殊召喚。
『運命の旅路』で『聖殿の水遣い』(か『流離のグリフォンライダー)をデッキから手札に加えて特殊召喚。
『C-クラッシュ・ワイバーン』を召喚して『聖殿の水遣い』と共に『警衛バリケイドベルグ』をリンク召喚。
墓地に行った『C-クラッシュ・ワイバーン』の効果で手札の『B-バスター・ドレイク 』を特殊召喚。
『警衛バリケイドベルグ』と『B-バスター・ドレイク 』で『幻獣機アウローラドン』をリンク召喚。
幻獣機トークン3体を特殊召喚し、アウローラドンとトークン1体をリリースしてデッキから『幻獣機オライオン』を特殊召喚。
墓地に行った『B-バスター・ドレイク 』の効果でデッキから『A-アサルト・コア』を手札に加える。
トークン1体と『幻獣機オライオン』でレベル5『アクセル・シンクロン』をシンクロ召喚。墓地に行った『幻獣機オライオン』の効果で幻獣機トークンを特殊召喚。
『アクセル・シンクロン』の効果でデッキから『ジェット・シンクロン』を墓地に落としてレベルを1アップ。
レベル6になった『アクセル・シンクロン』と勇者トークンでレベル10『フルール・ド・バロネス』をシンクロ召喚。
さっき手札に加えた『A-アサルト・コア』を手札から捨てて墓地から『ジェット・シンクロン』を特殊召喚。
トークンと『ジェット・シンクロン』でレベル4『ルイ・キューピット』をシンクロ召喚。
『ルイ・キューピット』の効果でレベルを1アップ。レベル5になった『ルイ・キューピット』と幻獣機トークンでレベル8『ヴァレルロード・S・ドラゴン』をシンクロ召喚して墓地の『幻獣機アウローラドン』を装備。
シンクロ素材になった『ルイ・キューピット』の効果でデッキから『ネメシス・コリドー』を手札に加える。
除外されている『ジェット・シンクロン』をデッキに戻し、『ネメシス・コリドー』を特殊召喚。墓地に送って『超雷龍-サンダー・ドラゴン』を特殊召喚。
墓地にたまった『A-アサルト・コア』『B-バスター・ドレイク』『C-クラッシュ・ワイバーン』を除外して『ABC-ドラゴン・バスター』を特殊召喚。
これでもう充分強力な制圧盤面ですが、従来通りちゃんと『ユニオン格納庫』や『無許可の再奇動(メイルファクターズ・コマンド)』を引けていれば、場に勇者トークンを残して『流離のグリフォンライダー』でさらにもう1妨害追加することもできます。
調子に乗り過ぎるとABCを分解させるスペースがなくなってしまうのが玉に瑕ですが、上の動画の場合は相手ターンにグリフォンライダーの効果を使った後で勇者トークンとアクセルシンクロンでバロネスをシンクロ召喚すればOKです。
そして『C-クラッシュ・ワイバーン』による特殊召喚を絡めれば、『幻獣機アウローラドン』の効果を無効にされてしまったとしてもリンク4に繋げることが出来ます。
『アクセスコード・トーカー』の攻撃力5300と『ABC-ドラゴン・バスター』の攻撃力3000でほぼちょうど8000削り取れるという美しい流れになることも多いです。
ちなみに、バリケイドベルグではなく『クリフォート・ゲニウス』を使っているのは『アクセスコード・トーカー』のために属性をばらけさせたいとういうだけで、たいした意味はありません。②効果がどっかで役に立つ可能性もありますが。
せっかくだからバリケイドベルグ使ったげればよかった。
一応、バリケイドベルグにも手札に来てしまった『ジェット・シンクロン』や足りてないA・B・Cを墓地に送れるという強みはあります。
エクストラデッキの採用モンスターはまだまだ再考の余地がありそうな気がしています。
今回のデッキはなかなかの手ごたえなので、今月のランク戦はこれで戦っていこうと思います。
皆さんもよかったら参考にしてみてください。
以上!
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