遊戯王デュエルリンクスには1BOX180(200)パックからなるメインBOXと100(80)パックからなるミニBOXがあります。
一般的なガチャと異なるのは、BOX内の残りのカードが表示されているので何万円もかけても目当てのカードが当たらないということはなく、また、好きなタイミングでBOXリセットができるというところです。
つまりメインBOXなら10,000ジェムで1BOX開けることができ、必ず欲しいカードが手に入るので全くの無課金でもジェムさえ貯めれば目当てのカードを当てることができます。(さすがにURを3枚集めるとなるとよほど運がいいか、新弾を無視して1つのBOXを引き続ける根性がない限り課金が必要になると思いますが)
そして11/12から配信される新メインBOXが「ブラックストーム・ライジング」
看板は遊戯王5D’sのキャラクター・クロウの切札「ブラックフェザー・ドラゴン」ですね。
このBOXで本格的に追加されるテーマが【レプティレス】と【ドラグニティ】、既存テーマの強化が【BF】【剣闘獣】【スピリット】【武神】【ハーピィ】ですね。
僕の個人的な注目カードはこの3枚です。
「調和の宝札」
今流行りの【青眼】デッキを確実に強化するカードです。「伝説の白石」を捨てれば2枚ドローした上に「青眼の白龍」を手札に持ってこれるわけですから、非常に強力です。事故の危険もあるので3積みはしなくてよさそうなところも微課金の僕的にはプラスです。
「武神器ーハバキリ」
既存テーマ【武神】を強化するカードです。【武神】は手札や墓地の「武神器」を使ってフィールドの「武神」を強化して戦うテーマですが、これまでリンクスに実装されてきた有用な「武神器」カードのほとんどが墓地で効果を発揮するものであり、特定のカードを墓地に送るという下準備が必要なことが弱点でした。しかしこの「武神器ーハバキリ」は「攻撃力を倍にする」という強力な効果を相手に見えない「手札」から発動できるカードです。墓地からの発動は墓地に送る手間が必要なだけでなく、相手にバレバレであるということも大きな弱点ですが、手札からの奇襲という選択肢が増えたことで相手にとっては「手札にハバキリがあるかもしれない」という警戒をさせることもできるようになったわけです。
今回の追加カードの力で【武神デッキ】は間違いなく環境入りしてくると思います。
「ドラグニティーファランクス」
最後は新テーマ【ドラグニティ】のカードです。正直に言って、【ドラグニティ】というテーマ自体はあんまりパッとしないイメージなのですが、実はこのファランクスは「サイバーダーク」モンスターと組み合わせることで容易にレベル6シンクロに持っていけるという隠れた才能の持ち主です。ただ問題は、現在実装されているレベル6シンクロモンスターがイマイチなやつしかないというところです。今後カードプールが増えるにつれ活躍が期待できるモンスターと言えるでしょう。
パッとしないと言いましたが、【森羅】や【空牙団】などOCGではイマイチだったテーマがリンクスでは猛威を振るったように【ドラグニティ】も来るかもわかりません。
以上注目カードの紹介をしましたが、今回のラインナップには非常に残念な部分もあります。
テーマを選ばずに入れることのできる汎用シンクロモンスターが一切収録されないところです。
看板のブラックフェザー・ドラゴン以外はすべてのシンクロモンスターが素材を指定(しかも割と厳しめ)している『ドラグニティ』『BF』『レプティレス』モンスターです。しかも肝心のブラックフェザー・ドラゴンは正直に言ってほぼ使い道がありません。
レベル8のシンクロができるデッキでエクストラデッキに空きがあればスターダスト・ドラゴンよりは打点が高いということで入れられなくもないかなというレベルです。
魔法・罠カードでも有用と言える汎用カードは炸裂装甲くらいでしょうか。
強力なカードではありますが、「ギャラクシー・サイクロン」や「コズミック・サイクロン」「砂塵の大竜巻」が跋扈する現環境では発動させることも難しいですし、攻撃反応型の罠としては先に実装されている「万能地雷グレイモヤ」「分断の壁」「波紋のバリアーウェーブ・フォースー」等もありこちらを優先させる意義は薄いです。
まとめると、新BOX「ブラックストーム・ライジング」は【BF】【ドラグニティ】【レプティレス】が組みたい!【剣闘獣】【スピリット】【武神】【ハーピィ】がお気に入り!「調和の宝札」が欲しい!という方以外は完全にスルーして次のミニBOXに備えてジェムを貯めておくのがいいと思います。
僕は【武神】が好きなので引きに行きますけどね!
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