5月に実装された『D-HERO デストロイ・フェニックスガイ』
今やこいつを採用していないデッキはほとんどないですよね。
効果モンスター2体という超緩い条件から『捕食植物-ヴェルデアナコンダ』がリンク召喚され、その効果で『フュージョン・デステニー』を墓地に送ることで超簡単に出てきます。
その効果はフリーチェーンで”対象を取らずに”カードを破壊し、自身が破壊されると次のスタンバイフェイズに蘇生するという強力なものです。自分のターンだろうが相手のターンだろうがお構いなしに毎ターンカードを破壊してきます。
私も当初は見誤っていたのですが、このカードが強力なのはその効果だけでなく2体のD-HEROを墓地に送ることにもあります。
『D-HERO ディバインガイ』を墓地に送ることで次のターン2枚ドローしたり、
『D-HERO ディアボリックガイ』『D-HERO ディナイアルガイ』を墓地に送ることで3体分のリンク素材にしたり
と、デスフェニそのものの効果を無視したとしてもわりと無茶苦茶なことします。
そして極めつけが、アナコンダを使わずに『フュージョン・デステニー』を素引きした時です。
相剣とか鉄獣とかの普通に強いデッキが、本来の動きでぶん回った後でおまけみたいにデスフェニが出てきます。そんなんされたらもうやってらんないですよね。
デスフェニの対策にはいろいろな方法があります。
例えば、フュージョン・デステニーは「デッキからカードを墓地に送る」効果を含んでいるので灰流うららで無効にすることができます。
しかし先述したようにデスフェニの本当の強みは展開の最後におまけみたいに出てくることなので、寧ろうららで相手の展開を止めたと思ったら、その後デスフェニが出てきたということも多いです。
破壊効果を使われた後であれば、墓地に行ったところを『墓穴の指名者』で除外することで蘇生を止めることもできます。
しかし一度は破壊効果を使われてしまうし、墓地に送られたディバインガイなどの効果は使われてしまいます。
他にもある程度対策できるカードはたくさんありますが、アナコンダから出てくる場合もフューデス素引きも止められて、さらにD-HEROの墓地利用まで止められるカードとなるとほとんどありません。
そこで今回おすすめしたいのが、『浮幽さくら(ふゆさくら)』です。
自分も同名カードをエクストラデッキに入れておく必要がありますが「相手の場のモンスターの方が自分の場のモンスターより多い」という比較的緩い条件で、相手のエクストラデッキのモンスターを除外することができます。
つまり、エクストラデッキから直接『D-HERO デストロイ・フェニックスガイ』を除外することができます。
(何もモンスターを出さずにいきなり素引きフュージョンデステニーされたら止められませんが、その場合はデスフェニ以外のモンスターがいないのでなんとかしましょう)
相手のヴェルズアナコンダの効果発動にチェーンしてデスフェニを除外して不発になったときは言い知れぬ快感を味わえます。
さらに浮幽さくらの優れているところは、一度相手のデスフェニを除外していまえば相手のデッキの中にある『フュージョン・デステニー』や融合素材のD-HEROを腐らせることができる点です。
融合素材にできない状況でダッシュガイなんかを引いてしまったら相手はかなり困るはずです。
そしてエクストラデッキの枠に余裕さえあれば、デスフェニだけでなく「個人的に自分が嫌いなカード」を狙い撃ちして除外することもできます。
私は最近相剣デッキでダイヤ帯を戦っているのですが、天威を使っていないのでエクストラデッキにわりと余裕があって
召喚獣メルカバー
ブランキッズ・ミュー
ダークインファイト@イグニスター
幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ
幻獣機アウローラドン
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ
なんかを入れています。
理由はムカついたからです。他のムカつくモンスターが出てくるたびに入れ替えているので、今後もコロコロ変わっていくと思います。おかげでCPが全然貯まりません。
そんな感じでした。
浮幽さくらもURなのでおいそれと生成はできないかもしれませんが、よかったら試してみてください。
以上!
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