今回は、私がランク戦で遭遇した「インチキ効果もいい加減にしろ！」と叫びたくなってしまう理不尽なカードを紹介していきます。
どれも頻繁に見かけたカードなので共感できる方も多いとは思いますが、100%個人の感想なのであしからず。
では早速
第5位：原始生命態ニビル
先攻をとって相手から何の反応もないとついつい気持ちよくなって夢中で展開したくなりますが、ある時から急にタイムラグが発生することがあります。
それはこの原始生命態ニビルが相手の手札にある時です。
一生懸命場に並べたモンスターがまとめてリリースされて謎のウンコだけが自分の場に残された時の絶望感はなかなか味わえるものではありません。
対処法は、1ターンに召喚・特殊召喚するモンスターを4体までに抑えるか5体目を出すまでに相手の手札で発動する効果を無効にできるモンスターを用意するかですが、相手の手札にあるのかも分からないカードを警戒して展開を我慢するなんてことは私にはできませんでした。
増殖するGを無視して展開し続けたらこいつ引かれて全てを無に帰されたことも何回かあったので、「Gは無視してはいけない」という教訓を与えてくれたカードでもあります。
始めて使われた時、あまりの衝撃に「コイツ強ッ！わしも3枚集めたろ！」と即生成したのですが、自分で使ってみると意外と腐ることも多かったので個人的な恨みも含めて第5位です。
第4位：霞の谷の巨神鳥＋霞の谷の雷鳥
第4位はコンビでのランクインです。
主にいわゆるLL鉄獣デッキで、リンクモンスターの「王神鳥シムルグ」と「ユニオン・キャリアー」から出てきます。
「霞の谷の巨神鳥」の効果自体はモンスター・魔法・罠あらゆる効果を無効にできる強力なものですが、場の「ミスト・バレー」カードを手札に戻す必要があるので普通ならせいぜい1～2回くらいしか使えません。
ですが、「霞の谷の雷鳥」と組み合わせれば手札に戻った瞬間にまた場に出てくるので、実質無限に効果を無効にされ続けます。
一応、
・クイックエフェクトで同一チェーン上で2回除去を打つ
・禁じられた一滴などチェーンされないカードで無効にする
・効果を使わずに攻撃力2700を越えるモンスターを出して戦闘破壊する
・壊獣
などで対処することはできますが、大抵の場合こいつらがいる時は隣にもヤバいモンスターが並んでたりするのでほぼ突破できません。
理不尽度はかなりの高さですが、この2枚を揃えるのも簡単ではないと思うので第4位としました。
第3位：電脳堺（全部）
普通だったら墓地のカードを使う効果は墓地のカードがなくなれば使えなくなるし、除外されたカードを使う効果は除外されているカードがなくなれば使えなくなりますが、
こいつらは
・デッキのカードを墓地に送って出てくる
・墓地のカードを除外して効果を使う
・除外されたカードをデッキに戻して効果を使う
という一人食物連鎖をしているのでいつまでもリソースが尽きません。
例えるなら、スーパーの野菜が値上がりして皆が困っている時に一人だけ「自分の排泄したオシッコやウンコを食って平然と生活している」ようなものです。
どうしてそんなことが平気で出来るのか理解できない分、感じる理不尽さもトップクラスですが、相手もよく理解していないのか「何かずっとインチキ臭いことされてたけど気づいたら勝ってた」っていう謎の状況も多かったので第3位です。
第2位：流星輝巧群（メテオニス・ドライトロン）
ドライトロンデッキの先攻制圧が圧倒的に理不尽なのはみんな知っていると思いますが、一番やっちゃいけないことしてるのは「崇光なる宣告者」でも「イーバ」でもなくこの儀式魔法「流星輝巧群（メテオニス・ドライトロン）」だと私は感じました。
・手札か場に儀式魔法と儀式モンスターとリリースが必要
・レベルの合計を儀式モンスターに合わせてモンスターをリリースする
・儀式召喚は儀式モンスターに合わせた専用の儀式魔法を使って行う
という3つの儀式の常識を完全に破壊してしまっています。
これが「ドライトロン」儀式モンスターの儀式召喚にのみ使用できるのだったらまだ「面白い儀式だね」で終わっていたのですが、なぜあらゆる儀式モンスターを手札だけでなく墓地からも出せるようにしてしまったのか本当に理解に苦しみます。
しかも極めつけは効果②で、場の「ドライトロン」モンスターの攻撃力を1000下げるというあまりにも軽い代償で再利用することができます。
普通こういうのってなんか除外するとか、デュエル中に一度とか、使いまわすにも限りがあるものですが1ターンに1回という制約のみなので毎ターン使いまわせます。
さらに、1ターンに1回は②だけで①の儀式召喚する効果自体は何回でもできます。
「崇光なる宣告者」にヘイトを集めて無害な顔をしている狡賢さ（言い過ぎ）も加味して第2位です。
第1位：鉄獣の抗戦（トライブリゲード・リボルト）＋鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ
第1位は鉄獣戦線デッキで頻繁に見るこの組み合わせです。
1ターンでとんでもない展開をしてくる上に、どうにかそれを蹴散らしてもこの罠1枚で全てをひっくり返してきます。
リンク素材として特殊召喚するモンスターは墓地からでも除外からでもいいので、チェーンして墓地のモンスターを除外しても意味ないし、そもそも特殊召喚するモンスターは対象に取ってないので妨害するのも非常に難しいです。
さらに、もしシュライグ特殊召喚時の効果が「～時、～できる」だったらハーピィの羽根帚とかでチェーン2以降に発動させてタイミングを逃させることもできるのですが、しっかり「～場合」でタイミングを逃さず、しかも対象を取らずに除外してくるので対処が非常に難しいです。
あとちょっとで逆転できる！と思いかけた矢先に飛んでくるので絶望感もひとしおです。
さらに、下級鉄獣戦線モンスターが「墓地のモンスターを除外してリンク召喚」というルールガン無視のインチキを平然とかましてくるのに対し、この罠はしっかりモンスターを場に特殊召喚してからそれを素材にリンク召喚するという手順を踏んで「ちゃんとルール通りですけど何か？wwww」という顔で（偏見）きっちり素材が墓地にいった時の効果も使ってくるので余計にムカつきます。
という完全な個人の感情で第1位でした。
こういったカードに対抗していくには、
・徹底的に対策カードを積む
・無理な時は潔く諦めて勝てる時に勝つ
のどっちかに決めてデッキ構築した方が勝率的にも精神的にも安定して戦えると思います。
もちろん自分でこのへんのカードを使って蹂躙するのもアリでしょう。
相手にされて嫌なことを自分がするとめちゃくちゃ楽しいのが遊戯王です。
好きなように楽しみましょう！
以上！
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